フィロソフィーのダンス 各方面から
絶賛を受けるアイドル・フィロのスが
、初の映画主題歌となった新曲を語る

グラビアでも活躍する奥津マリリ、腹筋女子としてもメディアを賑わす佐藤まりあ、アイドル界が誇るソウルフルな歌声を持つ144cmの大物日向ハル、自作PC大好きゲーマーアイドル十束おとはの4人からなるアイドルグループ・フィロソフィーのダンス。ポジティブに明るく背中を押してくれるDancing my wayな彼女らを様々なメディアが注目、名だたる著名人・アーティストが絶賛している。そんなフィロのスが、12月1日に、メジャー4枚目のシングル「サンフラワー」をリリース。表題曲「サンフラワー」は12月3日に全国公開のオリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』の主題歌となっている。SPICE初のインタビューとなる今回、フィラデルフィア・ソウルの香りを纏ったサウンドで映画を彩る新曲について、メンバー4人に思う存分語ってもらった。
――オリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』の主題歌でもある、新曲「サンフラワー」。映画の主題歌というお話をいただいての感想はいかがでした?
日向ハル:めちゃくちゃ嬉しかったです! まさか映画館で自分たちの曲が聴ける機会がくると思わなかったので、最初はびっくりしたんですけど。脚本を読んで、フィロソフィーのダンスにぴったりな作品だと思いました。
奥津マリリ:『フラ・フラダンス』は福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズを舞台に、フラガールの新入社員・夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)と同期の仲間たち、彼女たちを取り巻く人々との絆を描くオリジナルアニメ映画なのですが、私たちと重なる部分が本当に多い映画で、すごく運命的なものを感じました。自分たちをありのままに表現しながら、映画の主人公たちに重ね合わせたベストな一曲ができたと思います。この曲でシアターデビュー出来ることが、すごく嬉しいです。
――一番最初の<こんなに何もかも違う私たちが同じ夢追いかけてるなんて不思議だね>という歌詞から、4人を表してるようにも聴こえます。
佐藤まりあ:そうなんです。私は試写会を観るまで、「本当に私たちの曲が流れるの?」って信じられなかったんですが。エンディングで「サンフラワー」が流れてきた時、この映画の主題歌を歌えて本当に良かったと思いました。「サンフラワー」の明るく前向きな曲調もあって、映画を観た後にすごく爽やかな気持ちになれて。映画を観た方に「作品とマッチしてるな」と思っていただけたら嬉しいなと思いました。
――映画館で自分たちの曲が流れてきた時の感想はいかがでしたか?
十束おとは:感動しました。あんなに360°から自分たちの歌に包まれることは無いですからね!? 試写会の時点ですごく感動していたんですけど、実際に上映が始まって映画館で映画を楽しみに来て下さった人と一緒に観たら、また絶対に泣いちゃうと思います。それを妄想するだけで泣けるし、応援して下さる人もきっと喜んでくれてると思うので。こんな素敵な映画の主題歌を歌わせていただいて、本当に光栄です。
奥津マリリ
奥津マリリ
――『フラ・フラダンス』の主人公たちと自分たちが重なるというのは、どんなところに感じました?
日向:育ってきた環境や個性もバラバラの5人が、同じ目標に向かって頑張って。最初は噛み合わなかったりもするんだけど、ひとつ目標を超えるごとに絆が強くなって。映画を観ながら、試写会で映画を拝見したときにも涙ぐんでしまって、ちょっと恥ずかしかったんですけど、終わった後にみんなの顔を見たら、「なんだ、みんな泣いてるじゃん!」って(笑)。みんな同じ気持ちで映画を観て、号泣してたんです。
奥津:フィロソフィーのダンスにとって初めての映画主題歌ということで、これまで頑張ってきた、ひとつの集大成をみんなで観てるような気持ちもあったし、さらに自分たちとすごく重なる物語だったから、それを4人で並んで観てるのもエモくて。『フラ・フラダンス』の世界観に浸ると同時に、自分たちの映画を観ているくらいの気持ちになって、今まで味わったことのない感情が生まれてました。
――「サンフラワー」の歌詞にも、<前じゃなくて横なら向けた 君がずっとそこにいたから>とあります。横を向いたら、苦楽を共にしたメンバーがいたわけですね。
奥津:そうです。しかも、その3人がオンオン泣いてるっていう(笑)。
日向ハル
日向ハル
――あはは。レコーディングにはどんな気持ちで臨み、どんな曲になったでしょうか?
奥津:一聴した時はメロディも綺麗で耳馴染みが良くて、歌いやすいかな? と思ってたんですけど。歌ってみたらキーも高いし、結構難しかったです。この曲は“広く歌う”というテーマがあったので、私はひまわり畑を想像して、みんなのことを考えながら歌いました。<世界でいちばん眩しい 今を 私は生きている>というサビの最後の歌詞がすごく好きです。歌いながら、「私たちはまさに今、すごく眩しい特別な時間を生きてるんだ!」と思ったら、その尊さにレコーディング中なのに泣きそうになっちゃったんです。「私はいま生きているんだ!」と高らかに歌う曲って私たちのこれまでの曲にはなくて、自分たちのことを熱く歌ったら、泣けてきちゃったんです。
――4人が歌う「サンフラワー」は、ただ綺麗に咲いてるだけじゃなくて、しっかり根を張って、堂々と咲き誇っていて。ただ明るく前向きにではなく、太陽に向かって必死で手を伸ばしているような、強い生命力を感じました。
奥津:すごく嬉しいです。私たちにしか出せない、たくましさがありました?
――ありました! たくましさもあったし、4人が深いところで曲を理解して、共感して歌えているんだろうなというのを感じました。
日向:私もレコーディングの時、とにかくメンバーのことを思って歌ってました。さっきもお話に出た、<前じゃなくて 横なら向けた>って歌詞に横に並んで肩を組んで、一緒に前に進んでいく姿を想像して歌ったり。4人で6年間、前に向かって必死に進んできたことを一曲に集約してもらったような感じもあって、すごく大切な曲になりました。あと、マリリが言ってた<世界でいちばん眩しい 今を私は生きている>という歌詞は、自分自身にも日々言い聞かせたい大切な言葉です。
――というのは、なぜですか?
日向:当たり前の大切さってなかなか気づけないので、どんなに頑張ってても、「不安だな」とかネガティブに捉えちゃう時があると思うんです。でもだからこそ、いまの状況を当たり前だと思わず、「いまは眩しいんだぞ!」って自分に言い聞かせたいなと思って。そういう意味でも、<世界でいちばん眩しい 今を 私は生きている>と歌うことにとても意味があると思ったんです。
――なるほど。自分たちを客観視するのってなかなか難しいですからね。内側からは輝いていることに気づけなかったりするけど、いつか振り返った時にいまの自分たちを見たら、すごく眩しく輝いて見えると思いますよ。十束さんはいかがですか?
十束:フィロソフィーのダンスは普段、戦闘力が高くて、ギラギラした輝きを見せる曲が多いんですけど。「サンフラワー」は内側から湧き出るキラキラや、積み重ねてきたことを力に変えて歌う歌だったので。内から伝えるものが無いと歌えない歌だと思うし、すごく難しかったというのが、素直な感想です。4人がそれぞれの個性を伸ばしてきて、ようやく大きく咲いたいまだから歌える歌だと思っています。6年間頑張って来たからこそ、綺麗に咲いたひまわりを表現出来ました。
フィロソフィーのダンス
――佐藤さんはいかがですか?
佐藤:等身大のありのままのフィロソフィーのダンスが出せた曲だと思います。レコーディングは一人ずつブースに入って録ったのですが、4人の声が重なった音源を聞いた時、「みんな同じ気持ちで歌ってたんだ」というのが分かりました。すごく明るいのに、すごく泣ける曲になりました。
――そして、映画「フラ・フラダンス」の舞台である“スパリゾートハワイアンズ”でフラガールのみなさんとこの曲をパフォーマンスした、「サンフラワー」のMVについて。私俺は期間生産限定盤収録のMVフルバージョンを見て、号泣してしまったのですが。MVに挑んだ時の気持ちと、実際にステージで踊ってみての感想を聞かせて下さい。
奥津:MV撮影の日は、いつものライブや撮影とは違った緊張感がありました。今回、振付にフラダンスを取り入れているので、プロのフラガールの皆さんと踊ることにもプレッシャーを感じていました。本番前にフラガールのみなさんのパフォーマンスを見て、本物の凄さを目の当たりにした時、さらにドキドキが高まっていって。フラダンサーのみなさんのステージに対する想い、フラダンスに対する想い、どんな苦労があって、このステージに立っているのか? というのも映画を見て、皆さんと話して肌で感じたので。簡単に立てるステージじゃないし、皆さんが大切に守ってきた神聖なステージだから汚してはならないという気持ちもあって。「一つひとつ、大切に踊ろう」という気持ちでステージに臨みました。
――実際に一緒にパフォーマンスしてみていかがでしたか?
奥津:心が繋がってる感覚がすごくありました。初めて会ったのにそこまで通じ会えたのは、私たちもフラガールのみなさんもそれぞれにステージに対する想いを持って踊っているからだろうなと思ったら、グッと胸が熱くなりました。
日向:4人+10人でパフォーマンスした時、あり得ないくらい大きなパワーが爆発した感じがしたんです。それはきっと同じ志を持ってステージに立っていたからだと思います。私は音楽の力で誰かの背中をちょっと押せたらいいなあと思っているんですが、この日も「MVだったり、映画だったり、たまたまステージを見てくれた人に、“明日もしんどいけど頑張ろう!”くらいでいいから、力を与えられたらいいな」という気持ちでステージに立ちました。MVを見た人の明日がちょっとでも楽しくなってくれればいいなと思います。
佐藤まりあ
佐藤まりあ
――十束さんは一緒にパフォーマンスしての感想はいかがでしたか?
十束:私の感想は、「すごく楽しかった!」でした。一生忘れないくらい楽しかったです! フラガールのみなさんの笑顔や思いやりの心も凄く嬉しくて、裏で「可愛い!」とか、すごく褒めて下さるんです(笑)。その優しさや思いやりがパフォーマンスに現れているから、人を笑顔にできるんだと思います。そんなみなさんと一緒に踊れたことが本当に幸せで。私の感想は「楽しくて幸せで、とても素敵な一日でした!」ということに尽きます。
――フラダンスを取り入れたダンスはどこが難しかったですか?
佐藤:いつも以上に指先の細かいところまで繊細に動く振付が多かったので、難しかったです。実際にハワイアンズで行われているフラガールさんたちのショーを拝見したら、本当に洗練されていて、指先まで丁寧で繊細で。見ていると自然と笑顔になってしまって、フラダンスは本当に人を幸せにするダンスだなと思ったし、すごく勉強になりました。印象的だったのが、フラガールのみなさんのショーを見させていただいた時、最前列のちっちゃい女の子が振りを完コピしていたことで。「女の子の憧れや夢がいっぱい詰まったステージなんだな」と思いました。
――ハワイアンズでの本物のフラガールの皆さんとの共演は、きっと今後も活かされると思いますが。本物というところでは、先行配信された「ジョニーウォーカー」でも海外の世界的ミュージシャンが集うGROOVE ASYLUMと共演。激シブな演奏で、大人な世界観を描いています。
奥津:一緒に演奏して、グルーヴが本当にカッコよくて驚きました。つい気持ちよくなってしまっていままでやったことのない動きとか自然としていて、「乗せられちゃったな、恥ずかしい!」って感じでした(笑)。
佐藤:「ジョニーウォーカー」は海外ミュージシャンのみなさんのコーラスが推しポイントで、アウトロの良い意味で気だるい感じが、バーで一人で飲んでる女性の心とちょっとマッチしている感じですごく好きです。お酒と一緒に聴きたくなる曲になったので、ジョニーウォーカーを飲みながら聴いて欲しいです(笑)。
十束:「ジョニーウォーカー」はキーも低めで、少し苦戦したんですけど。出来上がってみたら、「これを歌えるアイドルって凄いな!」と我がごとながら思いました(笑)。海外ミュージシャンの方たちと共演させていただいて、演奏やノリ方を見てるうちに、「これが正解なんだ!」って身を持って分かって。“グルーヴ”って言葉で説明するのは難しいけど、会って一緒に音楽をやるのが一番早いんだなと体感しました。
十束おとは
十束おとは
――「ジョニーウォーカー」の歌詞についてはいかがですか?
日向:歌詞は“年上女性が年下男性に気付いたら夢中になっちゃう”というのをリアルに表現したくて、メンバーで色々と話し合ってアイディアを出しました。主人公の“年上としてのプライドは隠しきれない、でも好き”って気持ちがめちゃくちゃ可愛いなと思ったんですが、女性と話してると「分かる!」って言って下さる方も多くて、みんな一度は通る道なのかな? と思いつつ(笑)。
――さらに奥津さんが共作詞で参加したクリスマスソング「二人のエクリチュール」、チルなアレンジの「気分上々↑↑」と盛りだくさんなシングルになりました。
奥津:「よく一枚にまとめたな!」と思うような豪華なシングルになりました(笑)。「二人のエクリチュール」は私が共作詞という形で作詞にも参加させて頂いて。キュンキュンすること間違いなしのクリスマスソングに仕上がりました。曲のラストには私のアイディアで佐藤まりあの台詞を入れてもらって……キュン死間違いなしなので是非最後まで聞いて欲しいです。
十束:「気分上々↑↑」は、みんなが聴いて懐かしいと思ってくれるような曲をカバーしたいねということで、メンバーで何十曲も候補を出して決めた一曲です。mihimaru GTさんのオリジナルバージョンは、元気いっぱいな感じですが、私たちはあえてテンポも落として、チルな感じにアレンジしてみました。私はラップパートを担当しているので、是非注目して聴いていただきたいです。初回生産限定盤には『Dance with Me Tour 2021』のライブBDも付いてるので、全部聴いて欲しいですし、ライブBDもぜひ見て欲しいです。
――今作で一年を締めくくって、いよいよ2021年もお終いですが。最後に2022年の目標を聞かせて下さい。
奥津:今年は東名阪のツアーがあったんですけど、名古屋が中止になってしまったんです。来年こそはツアーで全国のみなさんにお会いしたいと思います。久々に私たちを見る方も多いと思うので、「この2年間、私たちは止まってなかったぞ!」と言えるようなパフォーマンスをお届けしたいと思っています。楽しみにして下さい!

取材・文=フジジュン 撮影=大塚秀美
フィロソフィーのダンス
「サンフラワー」

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