11月19日@新代田FEVER

11月19日@新代田FEVER

The;Cutlery連続企画ライヴ
『生きづらい;あなたへ』
最終公演はMOSHIMO、
明くる夜の羊が出演!
第三弾のレポートも到着

2021年4月に1stアルバム『water;echo』をリリースしたThe;Cutlery(読み:ザ・カトラリー)が、同作とバンドの知名度を広げるべく、9月から連続自主企画『生きづらい;あなたへ』を開催。AliA、Marmalade butcherが出演した第一弾を皮切りに始まった本企画も、残すは12月16日(木)の下北沢シャングリラ公演のみとなり、その最終公演に、MOSHIMO明くる夜の羊の出演が決定した。

同公演は有観客ライブに加えて生配信も行なっており、会場・配信ともにチケットは現在発売中! 配信では複数台のカメラで撮影された躍動感のある映像が、チケット代1,000円で楽しむことができる。

なお、The;Cutleryのメンバーである福島裕太(Gu)と、同公演の配信を監督している映像クリエイターの小嶋貴之が参加した座談会企画『Editor's Talk Session』をOKMusicで公開中。コロナ禍で連続企画の開催を決めた心境や、こだわりの配信映像について語っているのでこちらも必読だ。

さらに最終公演の出演者発表と併せて、空想委員会雨のマンデーズが出演した『生きづらい;あなたへ』の第三弾公演(11月19日@新代田FEVER)のレポートが到着! 空想委員会はThe;Cutleryにとって憧れのバンドということで、公演当日に急遽リクエストにこたえて演奏した楽曲も。そんなサービス精神も相まって温かなムードに包まれた一夜となった。

The;Cutlery 連続企画
『生きづらい;あなたへ』

■最終弾
12月16日(木) 東京・下北沢シャングリラ
OPEN 17:30 START 18:00
出演:The;Cutlery、MOSHIMO、明くる夜の羊

連続企画『生きづらい;あなたへ』
第三弾ライブレポート

 雨の日は気分が滅入るとか、天気に気分が左右される者も少なくないだろう。インディーズ音楽プラットフォーム『Eggs』で期待のニューカマーと囁かれているロックバンド・雨のマンデーズは、独特な存在感で冒頭からインパクトを放った。あどけなさもあるフジカケウミ(Ba&Vo)の歌は、繊細でエアリー。孤独を紡ぐ歌詞を疾走感のあるビートにのせたり、緩急つけたリズムの中で赤裸々に描かれる唄に惹きつけられる。「ハッピーエンド」では孤独とは対比するような日常の温かさを届け、「世界の終わりとレインボウ」では天気模様のように変化する感情に傘を差し出てくれるような感覚に陥る。フジカケは“今年は我慢することも多かったんじゃないかな。生きづらいと思った時に、隣にいる何かになれれば”と語り、ラストまで寄り添うようなステージを見せた。

 かねてより“生きづらさ”を掲げ活動してきた空想委員会は、“手本を見せに来た!”と三浦隆一(Vo&Gu)が中盤で煽った通り、見事なステージだった。2021年より再始動した圧巻のエネルギーをフロアーへと一直線に注ぎ、会場の熱量を一気に引き上げる。ゲストドラムにCIVILIANの有田清幸を迎え、ドラムロールから三浦、佐々木直也(Gu)、岡田典之(Ba)が音を重ね演奏された「罪と罰」。さらに「サヨナラ絶望人生」「マフラー少女」と、生きづらい世の中を生き抜く方法を提示して見せた。後半は“生きづらいけど、笑っていこうぜ!”と牽引力を増すセットリストで、「難攻不落ガール」ではメンバーが自由奔放にライブを楽しむ姿に観客も一斉にジャンプで応える。観る者を自然と笑顔に導くようなパフォーマンスで会場の熱は膨らむばかりだった。そんな中、主催バンドであるThe;Cutleryのリクエストによって急きょセットリストを変更! 三浦が、“福島―!”と熱いエールを送り、福島裕太がリクエストした「完全犯罪彼女」と、一二三ふみを(Vo&Gu)がリクエストをした「エンペラータイム」の2曲をサプライズで披露。その粋な計らいに、リクエストをしたふたりだけでなく、会場全体に高揚感があふれた。なお、空想委員会は12月29日にアルバム『世渡り下手の愛し方』をリリースし、12月28日(火)東京・渋谷GUILTY公演を皮切りに、2022年7月29日の東京・下北沢シャングリラ公演までの全国ツアーを予定しているので、こちらも要注目だ。

そんな空想委員会からバトンを受け継ぎ、ステージに登場した主催バンドのThe; Cutlery。「incense」で幕を開けると、ふみをの歌声がライブハウスの空間の隅々まで広がっていく。毎回バンドの練度が伝わってくる新曲「泥中ノ蓮華」も気迫を感じるパフォーマンスで、今の等身大のThe; Cutleryを確かに表現してみせた。「Myosotis」では、イントロから福島、中山真之介(Ba)、Pino(Dr)が息をぴったり合わせた演奏を披露。堂々とした風格を纏いながら真っ直ぐと躍進力のあるステージを魅せた。

福島が “メジャーとかインディーズとかとっぱらってイベントをやりたいと思った。生きづらい中で何かを見つけてほしい。道はきっとある”と、イベントに込めた想いをこぼし、これまでの出演者によるライブの熱を受けて、この日は彼らもよりいっそう熱量が高まっているのをひしひしと実感。インパクトのある中山のスラップベースから始まる「Limit amplifier」、熱視線の中のアンコールを受けて「最期の海」を披露し、The;Cutleryはこの日のステージを後にした。手探りの中で歩んできた彼らは、音楽の彩度を毎公演ごとに上げている。集大成に繋がる12月の最終公演まで、自身のやり方で前のめりに、挑戦しながら突き進んでいくだろう。

photo by 板場俊
text by 後藤千尋
11月19日@新代田FEVER
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OKMusic編集部

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