石崎ひゅーい

石崎ひゅーい

【石崎ひゅーい インタビュー】
どんな時でも
僕の側には音楽がいてくれる

求めてくれる人が
ひとりでもいる限り僕は歌い続けたい

『警視庁・捜査一課長』season5の第8話に出演もされましたが、ドラマへの出演はいかがでしたか?

久しぶりの演技だったので大変だったのですが、内藤剛志さんをはじめ、捜査一課長のチームのみなさんが本当に温かくて。だからこそ、曲を書けて光栄な気持ちでいっぱいでした。あと、内藤さんは音楽が好きな方で、デヴィッド・ボウイとかトム・ウェイツの話をできたのが嬉しかったです。

アルバムのラストはドキュメンタリー映画『私は白鳥』主題歌の「スワンソング」。ピアノの弾き語り曲となりますが、このスタイルだからこそ石崎さんのヴォーカルが耳の奥でしっかりと響いてきました。

何に対しても慣れていくことって、いいことだと思う反面、慣れすぎて新鮮さや大切さがどうしても失われていってしまう。それが寂しさだと思うことが、今になってすごく増えたんです。コロナ禍の中、僕は先行きの見えない未来に対する恐怖よりも、その暮らしに対して慣れていってしまう自分への恐怖が大きかった。そんなふうに感じながら生活していた人も多いと思っているので、「スワンソング」は僕が感じた今の時代背景みたいなものを人の心に置き換えて表現した歌です。ですが、どんな生活の中にいても最終的に人が一番求めるのは“生身の人間の温かさ”であってほしい。そんなメッセージを一番分かりやすいかたちで表現したかったので、ピアノと歌というシンプルな構成になったし、アルバムの最後に入れたのは、2021年の僕らの暮らしを総括する“しるし”みたいなものを打つというイメージがあったからですね。

今作の初回生産限定盤には『石崎ひゅーい Tour 2021 「for the BLACKSTAR」-Acoustic Set-』の模様が収められたBlu-rayが付属しています。映像を拝見しましたが、シンプルなスタイルだからこそ楽曲の一音一音が身体に染みわたってきました。コロナ禍でのライヴとなりましたが、このツアーを振り返っていかがでしたか?

ピアノと歌だけで長いツアーを回るというのは初めての経験でした。今まではギターに落とし込んでひとりで回ることが多かったのですが、このツアーではとにかく歌に集中する…もっと言うと、歌を届けることに集中する。そんなツアーでした。今までは歌を身体から放出するというイメージが強かったんですが、それだけだとこのツアーはお客さんが声を出せなかったり、間隔を開けなくちゃいけなかったり、ただでさえいつもと状況が違うので、ちゃんと届かない気がしたんです。だからこそ、“歌の届け方”というものを模索し続けたツアーでした。ツアーの最後のほうは一進一退ではあったけど、コロナ禍の状況も良くなっていて、みんなの優しい表情と音楽を求めてくれる姿に救われました。

12月には東名阪ツアー『Tour 2021 「from the BLACKSTAR」』も開催されましたが、石崎さんにとってライヴとはどんな位置づけで、どんなものだと思われますか?

気持ちの交換というか、確かめ合える場所だと思います。それを求めてくれる人がひとりでもいる限り僕は歌い続けたいと思うし、それが音楽を続ける原動力になっています。

2022年にデビュー10周年を迎えられますが、この10年間を振り返ってみていかがですか?

変わらないことも変わったこともたくさんあります。ライヴにしても、楽曲制作にしても、まだまだ模索の連続だと思いますよ。もう10年も経つのに、つい先日始めたような感覚があって。“戦い続けなくちゃな”という気持ち、それが今の素直な心境です。アルバムを作り終えたばかりですが、10周年に向けて、もう動き始めているんですよ。いつも応援してくれているファンのみんなに新しい景色を見せたいし、これから僕の音楽と出会ってくれる人もワクワクさせたいと思っています。

取材:岩田知大

アルバム『ダイヤモンド』2021年12月22日発売 Epic Records
    • 【初回生産限定盤】(CD+Blu-ray)
    • ESCL-5603〜4
    • ¥4,800(税込)
    • 【通常盤】(CD)
    • ESCL-5605
    • ¥3,300(税込)
石崎ひゅーい プロフィール

イシザキヒューイ:1984年3月7日生まれ、茨城県水戸市出身のシンガーソングライター。高校卒業後、大学で結成したバンドにてオリジナル曲でのライヴ活動を本格化させる。その後は音楽プロデューサーの須藤 晃との出会いをきっかけにソロシンガーに転向し、精力的なライヴ活動を展開する。2012年7月にミニアルバム『第三惑星交響曲』でメジャーデビュー。13年6月にテレビ東京系ドラマ『みんな!エスパーだよ!』のエンディング曲「夜間飛行」、7月に1stフルアルバム『独立前夜』を発表した。18年3月に自身初のベストアルバム『Huwie Best』をリリース後、全48公演におよぶ全国弾き語りツアーを実施。20年11月、菅田将暉へ提供した映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌「虹」が大ヒット。21年5月に刑事ドラマ『警視庁・捜査一課長season5』の主題歌「アヤメ」をリリース。同年12月に5年振りとなるオリジナルアルバム『ダイヤモンド』を発表し、22年にはデビュー10年を迎える。また、『アズミ・ハルコは行方不明』や『そらのレストラン』といった映画に出演するなど、俳優としても活躍中。石崎ひゅーい オフィシャルHP

「スワンソング」Lyric Video

「ブラックスター」MV

「アヤメ」MV

「Flowers」MV

「パレード」MV

私立恵比寿中学 × 石崎ひゅーい
- ジャンプ / THE FIRST TAKE

OKMusic編集部

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