旗揚げ20周年記念『TAP DO! 劇場版2
0~スペシャルセレブレーション~』
ポケ×畠山眞葵〜東京銀座で何よりも
楽しい時間をつくり上げます!

タップダンスやパーカッションなどのリズムを駆使したパフォーマンス、歌や楽器の生演奏、さらにはジャグリング、バトントワリング、パントマイム、チアリーディングなどなど楽しいシーンが暇なく詰め込まれたエンターテインメント・ショーを繰り広げるタップダンス・コメディ・ユニット、「TAP DO!」。スタイリッシュでスマート、カッコ良さを追求するパフォーマンスが昨今の主流な中、どこか懐かしさも漂わせた、問答無用に楽しくて、わかりやすくて、心地よい世界を追い求めている、その上でカッコいい彼らは貴重だ。それは確かな技術がなせる技。新春の旗揚げ20周年公演『TAP DO!劇場版20~スペシャルセレブレーション~』を2022年1月7日~9日に控え、旗揚げメンバーであるポケ、畠山眞葵に話を聞いた。

――旗揚げ20周年おめでとうございます。
ポケ・畠山 ありがとうございます!!
――TAP DO!のメンバーは、ミュージカルなどでそれぞれに活躍している方々ばかりですが、そもそもどういう経緯で結成されたユニットなのでしょうか?
ポケ 畠山がタップダンスの講師をやっていて、僕や今野直美、吉田ひかるがそこに習いにいっていたんです。
畠山 女性メンバーはみんなミュージカル畑で活動していました。ポケはお笑い、坂口勝はバンド活動をしたりしていました。
ポケ 坂口は渋谷にあった「こどもの城」の職員でもありました。
畠山 レッスンでせっかくいろいろなステップを覚えたんだから、ステージで公演をやろうじゃないかと。その公演がみんな思いのほか楽しかったことで、いい気になって、ライブハウスから劇場に進出しようということになったんです。
ポケ そしたら営業のお話が入ってきて。だからTAP DO!を始めたときは、こんなに続くとは思っていませんでした。
――ちなみにお二人はどういう形でタップに出会ったんですか?
畠山 私の師匠は、1970年代に人気だったビューティ・ペア(女子プロレス)やフィンガー5(5人兄妹によるアイドルグループ)の振り付けをされていた牛丸謙さんなんです。牛丸先生が自由が丘でタップの教室を開かれていて教えていただいていました。先生は1曲ずっとタップを踏み続けるのではなく、さりげなくタップのフレーズを効果的に入れたいという趣向の方でした。私はミュージカルへの想いもあって、そうした世界にすっかりハマってタップダンスにのめり込んでいったんです。
畠山眞葵
ポケ 僕は20代の前半にお笑いをピンでやったり、コンビを組んでやったりしていました。とある劇団のサーカスを題材にした作品に客演させていただいたときに、大道芸人さんが出演されていてジャグリングをやっていたんです。それを見て「ワオ!」って思ったんです。僕は冗談でその方に「弟子にしてください」とお願いしたら、翌日の休演日、朝からツアー先の博多の駅前に連れていかれて「大道芸の道具は自由に使っていいから何かやってみろ、人を楽しませてこい」と言われたんです。でも何もできませんでした。人を楽しませる術を何も持っていないことに気づき、打ちのめされて、それで何か技術を身につけたいと思ってジャグリングやタップを始めたんです。

ポケ(右端)

――タップダンスのイメージが、あるときから昔ながらのショースタイルと、生き様を見せるスタイルに分かれていった印象があります。
ポケ タップダンスにハマっていくとリズムを突き詰めていく人が多いんですよ。
畠山 非常にストイックに技術を追求していきたくなるジャンルなのかもしれません。
ポケ 僕らは人を楽しませたり、人を喜ばせることの方にストイックになりました(笑)。だから今のようなスタイルになっていきました。
畠山 私たちの公演を見ると、タップって楽しそう!自分もやってみたい!って思ってもらえるようです。
――タップダンスへの想いの違いがあるんですかね。
ポケ 想いは一緒です。タップが好きだし、タップをやっているときはすごく楽しい。
畠山 ただ「TAP DO!」という名前をつけてはいるけれど、公演ではタップをたくさん披露するわけでもないんです。
ポケ 僕らのショーはコントや芝居、パントマイム、ジャグリングなど盛りだくさん。タップが少ないので(笑)毎年ユニット名を変えようかという議論をしているよね。
畠山 タップをたくさん見られるだろうと思って足を運んでくださる方がいらっしゃる。それで名前を変えないかと真剣に相談をするんですが、名前が浸透しているんだから変えるのはもったいないと周りからも言われたりしながら、今に至ります(笑)。
ポケ 僕たちタップ集団ではなく、コメディ集団なんです。
――チアリーディングやセーラー服で登場したりすると、そのインパクトに飲み込まれたりもしますよね。
ポケ そこばっかりイメージされますね。タップもかなりストイックにトレーニングして、踏んでいるんですけどね……。
――でも何も考えずに楽しめる演し物って思ったより少ないんですよね。頭を休めて、リラックスしながらお腹を抱えて笑えるのは気持ちいいですよ。
畠山 TAP DO!を観ている時間は楽しいものにしたいという想いがより強くなってきている気がします。
ポケ 僕らのステージに来てくださったお客様には、この2時間は日常のことを忘れてほしいという想いがあります。とにかく思いきり楽しんでいただきたい。
畠山 最後に「あぁ観にきてよかった」と思ってもらえるようにとは常に考えてます。
――そしてずいぶんとメンバーが増えていますね。
畠山 TAP DO!のように一つのユニットの中で、ベテランも若手もいるというのは、こういうショーをやるチームではあまりないかもしれません。12年くらい前から若い子とやり始めたんですけど、そのとき共演した子がお母さんになって子育てしたりしていますからね。だいぶ衝撃的です。
ポケ 軽く、孫が産まれたみたいな気持ちになります。
畠山 私たちも若いころそうだったけど、いろいろなことにチャレンジしてほしい。そういう中から、TAPDO!が好き、こういうエンターテイメントショーが好き、と情熱を持ってやってくれる人たちが出てきて、うまく循環していけばいいし、出てきてくれているもんね。
ポケ うん、いずれにしても僕らがやっていることは1日にしてならずですから。
畠山 TAP DO!は、ここをホームにほかの現場にも出ていかれるし、何かあれば戻ってこられる場所。10代半ばの子たちには足をバンバン上げてもらって、中堅にはもうちょっと大人の表現を、そして旗揚げのころからいる我々はキャリアを重ねたからこその表現、枯れた味わいも出せるようになりたいんですよ(笑)。

ポケ(左)と畠山眞葵

――さて、20周年記念公演です。尾藤イサオさん布施明さんという大大先輩をゲストに迎えます。そういう意味では、今回は出演者が4世代とも言えます。尾藤さん布施さんはタップを踏まれるんですか?
畠山 今回は歌をメインにお願いします。
ポケ 「ここ、踏ませてよ」とおっしゃられれば、ぜひに。
畠山 尾藤さんには5年前にも出ていただいているんです。そのときは一緒に楽しくタップを踏みました。
ポケ ジャグリングは一緒にやってもらいます。お二方がタップを踏まれるかどうかは、ぜひ劇場に確認しにきてください(笑)。
――では、最後に意気込みを語っていただけますか。
ポケ 1月7日から9日、東京・銀座で行われるこの公演は、どこよりもいちばん楽しい時間にしたいと思っています。
畠山 20周年と言えば、産まれた子どもが20歳になる時間でもあるので、TAP DO!の20年の成長をぜひ劇場に観にきてください。
ポケ 日本一面白いエンターテインメントショーにしたいと思っています。いや!世界一!?(笑)。
畠山 TAP DO! 祝!! 成人!

取材・文=いまいこういち

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