現役高校生ガールズユニット@onefi
ve待望の1stアルバムリリース、即日
SOLD OUTとなった初有観客ライブを前
にその想いを訊く

令和元年に結成された、MOMO・SOYO・KANO・GUMIからなる現役高校2年生4人組ガールズユニット@onefive(ワンファイブ)。新進気鋭のクリエイターたちと作り上げた待望の1stアルバム『1518』リリース、そしてそのアルバムをひっさげた初めての有観客ライブを前に、このタイミングでしか語る事の出来ない素直な想いを存分に語ってもらった。
――みなさん、小6の時から所属していたさくら学院時代からずっと一緒なんですよね。そのせいか、比較的新しいグループでフレッシュなはずなのに強固なチーム感がすでに感じられます。
全員:あはははは!
MOMO:絆が強いので。
KANO:お互いの成長過程を見てきてますし、みんな素だったから(笑)。
MOMO:全部知ってる!
――「こういうこと言ったらどう思われるかな……?」みたいなことって中学生ぐらいから意識するようになると思うんですけど、そうなる前からの関係ですもんね。
GUMI:なんも考えてないときから一緒だもんね(笑)。
SOYO:子供だよね(笑)。
KANO:小さい頃にした喧嘩とか思い出すとね。
GUMI:面白すぎるよね!(笑)
MOMO:ね。なんであんなことであんなケンカをしてたのか。
SOYO:そういう思い出話、めっちゃするよね(笑)。
――幼い頃からお互いのことを知っていることってやっぱり大きいですか?
KANO:めちゃめちゃ大きい!
MOMO:お互いのことがよくわかっているからこそダンスで揃うところが多かったり、「この曲はこういうイメージだよね」って話すと「ああ、わかるー!」って意見が一緒になることもよくあります。
KANO:他のグループよりもしっかり話し合えるっていうのもすごく強いなって思います。
GUMI:仲がいいというか……。
MOMO:つながってる!
GUMI:そう。頻繁に話をしたりするわけではないけど、ほぼ家族。
――ああ、メンバーというよりも家族のほうが感覚としては近いのかもしれないですね。
全員:ファミリー!
――でも、そんな関係性とは反対に、@onefiveのサウンドは熱量が抑えめでクールですよね。そこに4人の温かいボーカルが乗ることでクールとも熱いとも言えない独特な音楽になっていると思います。みなさんは@onefiveのサウンドや歌をどう分析されていますか?
MOMO:@onefiveの音楽は辻村有記さんとChocoholicさんがメインで作曲してくださっているんですけど、辻村さんの楽曲はおしゃれで都会的な雰囲気がステキだし、Chocoholicさんの曲は女の子らしくて、どちらも今どきなシティな香りがしてカッコいいと思っています。歌詞はYURAちゃんっていう私たちと同い年の子が書いてくれていて、YURAちゃんが書く17歳の想いと私たちの歌が合わさることで@onefiveにしか出せない魅力のひとつになってるんじゃないかと思います。
MOMO
MOMO
――@onefiveとして歌うにあたって、レコーディングとかで意識していることはありますか?
SOYO:@onefiveの曲には早口になるところがよくあるんですけど、私は滑舌が悪いのでそこは頑張ってます(笑)。あと、辻村さんとChocoholicさんの曲は大人っぽいので曲ごとに声質を変えてみたり、ビブラートをかけてみたりしています。
GUMI:さくら学院では元気な声で歌っていたんですけど、カッコいい中に上品さがあるのが私たちの魅力だと思っているのでそれを出すようにしてます。前は自分なりにつくった上品さを出してたけど、今は慣れてきて「この曲はいつもよりも明るくしよう」みたいにコントロールできるようになりました。
KANO:GUMIが言ったように、さくら学院では元気に力強く歌っていたんですけど@onefiveには合わないと思って、最初の頃は大人っぽくちょっと背伸びした感じで歌っていました。今の@onefiveは一人ひとりの個性を大事にしているので、それぞれの歌い方は違うけどサビでは一体感が生まれるんです。なので、@onefiveの曲は個々でも輝いてるけど、4人の声が集まることでいろんな光が出ていると思います。
MOMO:私も自分らしくそのまま普通に歌うと音とあまりマッチしないと思っているので、いつもアクセントを工夫して大人っぽさ、カッコよさ、切なさを出すように、ステキに聞こえるように意識しています。あと、どのフレーズが印象に残って欲しいかも考えて、特に聴かせたいところでアクセントを強めに入れてみたり。ファンレターとかでそこがよかったって書いてくれているのを見るとうれしいです。
――先ほど出てきた「上品さ」というのは@onefiveにとって大切な要素ですか。
GUMI:去年の夏にみんなで話し合いをしたときに、私たちは4人の絆のほかに、曲、ダンス、衣装の中に上品さがあることが強みだと思ったので、そういう面を残しつつ、さらにいろんな面を出していきたいと思っています。
――その他に@onefiveを語る上で欠かせない要素ってありますか?
MOMO:先ほどおっしゃっていただいた音楽面でのクールさと寄り添うような温かさが両立しているところも@onefiveの魅力だと思っています。洗練された楽曲に等身大の素直な気持ちが乗っている曲を歌うグループはほかにいないと思うので。
――さくら学院と@onefiveでは音楽性も活動の仕方も変わっているわけで、自分たちから「こうしたほうがいい」という発言をしたり話し合ったりすることはあるんですか?
GUMI:去年の夏ぐらいまで自分たちがどうなりたいか、何がやりたいかということを言ってこなかったんですけど、それまで2年近く@onefiveとして活動してきたことで自分たちが行きたい方向に向かいたいと思うようになっていたので、マネージャーさんたちとミーティングをして自分たちの理想像をたくさん話した結果、今は自分たちがなりたい@onefiveに近づいてると思います。
――衣装は作品ごとに変わっていますけど、ビジュアル面ではどんなものを目指しているんですか?
MOMO:私たちはみんなお洋服もメイクも好きなので衣装もたくさんこだわって作っているんですけど、ファンの方が真似してイベントに来てくださったりするのが本当にうれしいので、みなさんから「かわいい!」とか「ステキだね」と言ってもらえるようなものをこれからも届けていきたいです。
――その時々で自分たちが見せたいものを見せていくと。
MOMO:その曲が一番よく伝わるような、ときめくものを意識してます。

SOYO
SOYO

――ダンスはすでにかなり完成されているように感じました。ダンスをする上で自分たちの目指しているアーティストはいますか?
MOMO&SOYO:Perfumeさん!
KANO&GUMI:そうだね。
MOMO:私たちの振付をしてくださっているMARUさんもELEVENPLAY(振付家MIKIKO率いるダンスカンパニー)の方なので、やっぱりほかのグループとはダンスのテイストが違うと思いますし、Perfumeさんは私たちが歩んでいる道の先輩なので、ライブを観に行かせてもらうと参考になる部分が本当にたくさんあります。いつもいつも背中を追いかけて頑張ってます。
――僕もつい最近、Amazon Prime Videoで彼女たちの最新ライブ映像を観たばかりなんですけど、凄まじいですよね。
MOMO:(手を叩きながら)最高ですよね!
GUMI:本当にすごいですよね!
KANO:私たちも観に行かせていただいたんですけど、観終わったときに「私たちもあんなふうになりたいね!」ってみんなで話しました。
SOYO:帰り道に歩きながらね。
MOMO:「頑張ろう!」って。
KANO:Perfumeさんはひとつひとつの演出がカッコいいし、全身を使ってパフォーマンスを届けてくださるし、MCもお客さん一人ひとりしっかり見てますよという想いが伝わりすぎて本当に自分に向けて言われてるような気持ちになるんです。私もそういうMCができるようになりたいし、色んな人を巻き込めるようになりたいなと思いました。
――たしかに、「みんな」ではなくて「あなた」に話しかけてますもんね。
MOMO:そうなんです! も~、無理!
SOYO:ドキッとする!
――技術面だけではなく、人間性からも影響を受けているんですね。昨年11月にMVが公開された「Underground」はメンバー4人で振付をしていますけど、それもPerfumeからの影響を受けていると。
MOMO:アイデアを持ち寄るとき、Perfumeさんのダンス動画観ていろいろ研究させていただきました。
――YouTubeで公開されているドキュメンタリー「彼女たちのUnderground」を拝見したんですが、「バチバチに寄り過ぎると@onefiveから離れる」という発言がありました。自分たちらしいフリってどういうものだと思いますか?
MOMO:単純な強さだけではなくて、女性らしいキレイさがあるのが@onefiveのいいところだと思うので、「Underground」は強い曲だけどキレイだったりかわいいところも忘れずにいたいという気持ちでつくりました。
――強さだけで終わりたくない。
MOMO:はい。
@onefive
――4人で振付をしたことでみなさんの意識は変わりましたか?
GUMI:「Underground」が出る前はみんなあまり意見が言えないというか、遠慮しちゃう部分があったんですけど、この曲を通じて4人一人ひとりの芯が強くなったと思うし、そういう意味でも勇気をもらえる曲になりました。
――意見が言えなかったというのは自信がなかったということですか?
GUMI:自信がないというのもそうだし、「こんな私が言っていいのかな……?」って思っちゃって。でも、そういう思考が変わっていきました。
――ものづくりに対してより積極的になるというか、「自分たちの手で作っていくんだ」という気持ちが強くなった。
GUMI:はい。
――では、「Underground」以降の振付も自分たちで?
MOMO:はい。今回のアルバムに入っている新曲「Lalala Lucky」は「Underground」以前にフリがついていたんですけど、すっごく大好きなフリなので変えたくない部分はそのままにしつつ、そのほかは自分たちで新しく考えました。もうひとつの新曲「1518」は全部自分たちでつけてます。
――それらの曲が収められた1stアルバム『1518』が完成しました。率直な感想を聞かせてください。
KANO:リリースが決定したときは、「こんなにたくさん曲出してたっけ?」と思ったし、たくさんの曲をつくってこられたことが実感できてうれしかったです。
――「Lalala Lucky」はめちゃめちゃキャッチーですね。
SOYO:<Luckyって思える心が今も 楽しくて たまらなくて>という歌詞があるんですけど、私たちも活動していく中でツラいこととかいろいろあるけど、4人で一緒に活動できていることが幸せだと思うし、聴いてくださる方にも日々の生活が幸せだと思えることが大切なんだと思ってもらえたらなと思います。
KANO
KANO
――『1518』というアルバムタイトルからは上品とか洗練という枠に収まらない泥臭さが垣間見えるし、いい意味でちょっといびつな感じがしていいなと思いました。
MOMO:アルバムの話が出る前から一期一会に関連するタイトルにしたいなと思っていたので、「やっぱ、これしかないでしょう!」って(笑)。
――デビューを発表してすぐにコロナ禍になったり、大変なこともたくさんあったと思うんですけど、ファンと会う機会が減った分、自分たちと向き合う時間が増えたのかなと。
MOMO:@onefiveをどういうグループにしていきたいかちゃんと見つめ直すことができたのは活動できない期間があったおかげだと思っているし、それがあったからこそ曲に対する思いだとか見せ方へのこだわりが高まったので、よくなかったけど……よかった!
GUMI:ファンの方とは直接会えなかった分、MVとかYouTubeのコンテンツを通じてつながりを持てたし、自分たちのこだわりをそこにたくさん入れられました。自分たちをもっとよく見せたいという気持ちがコロナ禍で芽生えたからこそ、今こうやって自分たちの進みたい方向に進めるようになったのはよかったことだと思います。
――そうか、動画を見せる機会が増えたということは、自分たちの見せ方についてよりしっかり考えないといけなかったわけですね。
MOMO:TikTokなんて大画面に自分ひとりがポンッているだけなので、最初は「え、かわいくないんだけど」とか思ったりしてたけど、今はいろいろ研究してますね。
KANO:最初はメイクが全然できなくてSOYOにやってもらったりしてたんです。でも、TikTokとか「まだ見ぬ世界」のMV撮影はそれぞれの自宅でやって、スタッフさんどころかほかのメンバーすらいない状態だったので、そこから学ぶことがたくさんあったしいい経験になったと思ってます。
――自己プロデュースせざるを得ない状況に追い込まれたんですね。
KANO:本当にそう!
SOYO:「まだ見ぬ世界」のMV撮影では自分で照明をセットしたり、小道具を用意したり、家族に手伝ってもらったりしたことでスタッフさんの大変さを学んだし、「いろいろ助けられてるんだな」って思いました。
――スタッフを頼れないのは本当に大変だけど、グループの成長にとっては良いことですよね。
MOMO:本当にいい経験をさせてもらったと思うし、当時は「ええ~?」と思いながらやってたけど、今思うとすっごく楽しかったなって思います。
KANO:本当にそうだよね。
GUMI
GUMI
――そんな大変なときを経て、ついに初の有観客ライブが東京と大阪で行われます。
全員:(手を叩きながら)わ~っ!
MOMO:うれしい! 楽しみ!
GUMI:さっきも話しましたけど、私はPerfumeさんのライブで本当に元気をもらったので、私もファンの皆さんに元気をあげたいし、ツラいことを全部忘れて楽しんでもらいたいです。あと、ちゃんとした有観客ライブで@onefiveのパフォーマンスを見せるのは本当に初めてなので、そこで私たちの魅力を全部出し切って「これからもずっと応援していきたい」って思ってもらえるように頑張りたいと思います。
KANO:去年あった『@onefive 2020 -始まりのオンラインライブ-』のリリースイベント以来ファンの方とは会えていなかったし、そのとき会えたのも短い時間だったので、初のライブというのは本当にドキドキワクワクなんですけど、来ていただいた方に「もう一度会いたい! もう一度観たい!」っていうポジティブな気分になってもらえたらすごくうれしいです。私たちもその日に向けて精一杯頑張るので、みなさんと一緒にステキな時間を過ごしたいなって思っています。
MOMO:念願の有観客ライブなので本当に楽しみだし、私たち以上にファンのみなさんが楽しみにしてくださっていると思うので、その期待を超えられるようなものを届けられたらいいなと思ってるし、このライブ以降の@onefiveに期待してもらえるようなステージにできたらいいなと思います。初めてのステージだからこそ最高なものにしたいです。
SOYO:オンラインライブでは持ち曲が少ないということもあって3曲ぐらいしかパフォーマンスできなかったんですけど、今回はアルバムを出すということでお客さんに十分楽しんでもらえるような内容をいろいろ考えています。
――これまで長い間待ちましたもんね。
MOMO:ライブのことを考えるとドキドキが止まらないんです!
KANO:お客さんが客席にいて、そこに私たちが出ていくことを考えたら……。
GUMI:わっ! ヤバい……。
KANO:直でパフォーマンスを届けるのが緊張でしかない!
SOYO:どうしよう……!
――「どうしよう」(笑)。ちなみに、@onefiveのパフォーマンスにおける歌とダンスの割合ってどういう感じなんですか?
KANO:私たちのダンスは歌うことを考えていないというか、どっちも中途半端にしたくないという気持ちが強いので、どちらも100と100、200%で届けられるように日々頑張ってます。
MOMO:いいこと言った!
KANO:最初は「これ、絶対歌えない!」ってなって、結局ちゃんと歌いたいから頑張るんですけど、すごく大変。
SOYO:「Lalala Lucky」なんてレコーディングの時点で息が切れてたのに!
――「Lalala Lucky」が一番大変ですか?
KANO:あとは「雫」ですね。4人の移動が大変で。
GUMI:私たちはステージをそこそこ広く使うので移動が大変なんです。
MOMO:「雫」と「Underground」と「Lalala Lucky」がいい勝負ですね。
――「こんなフリにしたら歌が大変!」なんてことは考えない?
MOMO:「それでもこれがいいんだ!」という思いがあるので頑張ります!

取材・文=阿刀”DA”大志 撮影=大塚秀美
@onefive

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