JUNNA

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【JUNNA インタビュー】
“まだまだイケるでしょ!”と
自分自身も鼓舞している

新曲「風の音さえ聞こえない」は自身も“ここまで振りきった楽曲は今までなかった”と語るほど攻撃的なナンバー。R・O・Nによる重低音サウンドにeijun(菅波栄純/THE BACK HORN)の歌詞が突き刺さって描くのは、立ちはだかる壁の全てをブチ破って進む姿だ。今年6月にソロデビュー5周年を迎えるJUNNAは、風の音さえ聞こえないほどの全力疾走で進化し続けている。

爆発しそうなモヤモヤも吹き飛ばし
“私もやらなきゃ”とスイッチが入る

前作「海と真珠」(2021年10月発表のシングル)に比べると、曲調もビジュアルもがらりと変わりましたね。もう、攻めまくっている。

この曲を最初にいただいた時、“ゴリゴリな楽曲が来たな!”って思ったんです。あと、ラップが入っているのも新鮮に感じましたね。歌詞がつく前に私が声を当てて歌うプリプロダクションをしたんですが、歌詞がないところにラップのリズムをとるのが難しくて! 最初は苦戦して覇気のない感じに聴こえてしまったり、リズムに乗るのが本当に難しくて…。でも、その試行錯誤のおかげで歌い方のコツを掴むことができたので、本番のレコーディングは時間もかからずスムーズに終えられました。

作詞をeijunさんにオファーしたのは、この曲がTVアニメ『錆喰いビスコ』のオープニングテーマに選ばれてから?

はい。この曲は作品の世界観も含めて、しっかりと攻めていける、言葉を突き刺していけるような歌詞を歌いたいと思い、eijunさんにお願いしました。eijunさんは「世界を蹴飛ばせ!」(2018年10月発表のアルバム『17才が美しいなんて、誰が言った。』収録曲)という曲をお願いした時から、真っ直ぐに私の気持ちを代弁してくれるような歌詞を書いてくださる方だと感じたんです。何度かTHE BACK HORNさんのライヴも拝見したのですが、鋭い牙をガッ!と剥いていくような歌詞も素敵だったので、この曲の歌詞が届くのをめちゃくちゃ楽しみにしていました。

それで届いてみたら?

もう、漢字が多くて!(笑) 分らない四字熟語とかもたくさんあって、歌詞をどう曲に当てはめていくのがカッコ良くなるのか悩んでしまって…。でも、eijunさんが歌ってくれた音源も送ってくださって、どう歌詞を歌ってほしいのか、より一層伝わってきたんです。その想いを私の声でしっかりと伝えたいと思いました。分らない言葉の意味は調べつつ、早口でもその言葉をしっかりリズムに乗せることを最優先に考えましたし、ラップパートもひとつひとつ言葉を立てて、すぐに聴きとれるように歌いました。

確かに“跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)”など、なかなか耳馴染みのない言葉も多いですが、いずれもアニメとリンクするワードではありますよね。

他にも《錆びたこの世界》とか《サビツキ腐る》という言葉もありますし、2番の《戦慄(わなな)いて逃げるか/抗(あらが)って生きるか》というフレーズなど、その後のアニメの展開とつながるところがあるんです。なので、作品を愛してくれる方にも楽曲を終わりまで聴いてほしいです。そして、この曲は私自身も鼓舞されているなと感じている曲なんです。サビ前の《完全劣勢でもfight back》とか《ここでは終われない》とかは、“いや、まだまだイケるでしょ!”と自分に言い聞かせつつ、聴いてくださるみなさんの背中もしっかり押してくれる歌詞になっていて。サビに向かって歌詞とメロディーが駆け上がっていく感じもすごく好きです!

こういった社会情勢だと、自分を鼓舞してゆく必要性っていうのはいつにも増して響いてきません?

そうですね。ひとりで過ごす時間が増えたり、誰かに話せないことが積もって爆発しそうになることもあるんですけど、この楽曲を聴くことで、そんなモヤモヤが全部吹き飛んでいくというか、“私もやらなきゃ!”っていうスイッチが入るんです。なので、歌うにあたっても“どんどん突き進んでいくんだ!”という想いを込めたくて、最初から最後まで全力疾走でした。気を抜いたらこの曲の良さを全部失くしてしまう気がして、いつもなら緩急をつけようとする部分まで全部テンションを振りきって歌いました。そもそも“風の音さえ聞こえない”というタイトルを聞いた時、それくらい回りが見えなくなる勢いで突き進んでいっているイメージと、“もう止まらんぞ!”という意志をすごく感じたんです。

そういった攻撃性はMVでのアクションにも表れていますよね。

ステージで歌っている私の姿をMVでもしっかり観せたいと思って、いろんなシチュエーションでドローンも使って、臨場感と疾走感あふれる仕上がりになりました。ぶつかるんじゃないかと思うくらいドローンが目の前まできたり、カメラワークも攻めているので、観る人にも楽しんでもらえるんじゃないかな?

『錆喰いビスコ』のキャッチフレーズに“人の心までは錆びつかない”とありますが、“心が錆びつく”ってどんな状態をイメージします?

もう何も感じなくなったというか、。何が起きても諦めてしまって“どうでもいいや”と感情が湧かなくなった状態かなと。だから。《ブチ破ってしまえ 錆びたこの世界》と歌っているこの曲では、逆に感情が爆発してるんです! 私自身、今は目の前のことに食らいついていくので精いっぱいですけど、みんなと一緒に叶えたいことはたくさんあるので、歌詞にもある“辿り着きたい場所”に、いつかみんなを連れて行きたいと思っています。
JUNNA
シングル「風の音さえ聞こえない」

OKMusic編集部

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