市川猿之助「インパクトがあって、か
っこいいビジュアル」『三月大歌舞伎
』第一部 『新・三国志』特別ビジュ
アル公開

2022年3月3日に幕を開ける、歌舞伎座『三月大歌舞伎』(3月3日初日~28日千穐楽)。このたび第一部で上演される『新・三国志』の特別ビジュアルが公開された。
三代目市川猿之助(現 猿翁)が演じ続けた主人公・関羽は、当代・四代目市川猿之助。関羽・劉備と義兄弟の契りを結ぶ張飛は、『新・三国志』初出演となる市川中車。蜀の国を率いる劉備は、初演以来この劉備役を演じ続けてきた市川笑也。頭脳明晰な軍師・諸葛孔明は、市川弘太郎改め市川青虎(3月歌舞伎座公演より26年間名乗ってきた市川弘太郎から二代目として市川青虎を襲名)が務める。
今回『新・三国志』初演以来の毛利臣男による衣裳を纏った4人が一堂に会し、公演に先駆けて都内スタジオでスチール撮影が行われた。
スーパー歌舞伎IIの『ワンピース』や『新版 オグリ』、2021年に歌舞伎座で上演された『日蓮』や『伊達の十役』など、これまで当代猿之助が新しい扉を開くときにタッグを組んできた渞忠之が撮影を手掛け、脚本・演出の横内謙介も立ち会った。
そして、『新・三国志』特別ビジュアルのアートディレクションは、幅広い分野で活躍し、独創的なデザインを手掛ける東學(あずま がく)が担当。当代・四代目猿之助のスーパー歌舞伎IIのビジュアルにおいても、作品ごとに印象を変えながら、まるで一幅の絵のように見る者の心を惹きつけてきた。
公開された特別ビジュアルでは、墨絵師でもある東學が書き下ろしたタイトル文字に、「桃園の誓い」で義兄弟の契りを交わす関羽・張飛・劉備を包み込むように桃が額縁としてあしらわれ、さらに桃の花びらが舞い上がっている。
初演以来のテーマ“夢見る力”を胸に、風が吹く中を、力強く、明日を見つめる関羽、張飛、劉備、孔明の4人が、魏・呉・蜀という三国がひしめき合う群雄割拠の中で、“夢見る力”を信じて一つになった蜀の国の英雄たちの結束力を感じさせる特別な一枚となった。
三代目市川猿之助(現 猿翁)のスーパー歌舞伎『新・三国志』シリーズでは、横尾忠則が手掛けた斬新なデザインが評判となったが、伯父猿翁のほとばしる熱い精神を引き継ぎ、次々と話題作を創出してきた当代・四代目市川猿之助が手掛ける新たな『新・三国志』。
その特別ビジュアルの完成を見た猿之助は、「いい!素晴らしいね!」と歓喜の声を上げると、「前回の横尾忠則先生をどこか彷彿とさせるのも、『新・三国志』が継承されていて嬉しい。きっとスタッフもテンション爆上がり!で創ったね。インパクトがあって、かっこいいビジュアルです」とコメント。
初演から23年を経た2022年、新たな興奮を予感させる『新・三国志』は、3月3日に初日の幕が開く。
『新・三国志』(左から)諸葛孔明=市川弘太郎改め市川青虎、張飛=市川中車、関羽=市川猿之助、劉備=市川笑也(撮影:渞忠之) 撮影:渞忠之
(スチール撮影時コメント)
市川猿之助 コメント
渞忠之さん、東學さんという、信頼する方々に参加いただいた今日の撮影は、一枚目から目指すものを遥かに超える写真で、いいものができる!と確信しました。横内先生が今回の歌舞伎座に合わせて素敵な脚本をお書きくださっていますし、加藤和彦先生の素晴らしい音楽も発掘され、いいものができること間違いなし! と自信をもってお伝えいたします。テンション爆上がり!!!  3月の舞台を、どうぞお楽しみにしていてください。
市川中車 コメント
父が創ったこの『新・三国志』を22年振りに、こういう状況下にもかかわらず、上演時間を半分にしてやるという猿之助さんのチャレンジ、その機会に『新・三国志』という作品に触れられてとても嬉しいです。初演以来の市川笑也さんがそのまま劉備をされるということで、ああ、劉備は笑也さんなんだなと思ったら、僕自身がホントに新しいというより、古い、父がやっていた時代に戻ってやらせていただいているような感覚を、今日のスチール写真を撮ったことによって受けました。猿之助さんや笑也さんたちと一緒に撮るところでは、まるで家族写真のような撮影でしたが、関羽や劉備たちの関係も、きっとそういうニュアンスがあったんだろうなと思いました。3月を楽しみにしています。
横内謙介(脚本・演出) コメント
まさかこれができると思っていなかったので、正直、嬉しいです。初演では脚本だけでしたので、演出にはいませんでした。今の大変なこの時期にやる意味を、お客様をもう一度度劇場に呼ぶことをいろいろと考えて、当時観た人も、評判だけは聞いているという人も多いでしょうから、それに負けないようにしないといけない。責任重大、改めて気持ちを入れ直しているところです。髭のない関羽は三代目猿之助さんがかなりこだわっていらしたところです。マッチョではないイメージや世界観。新しい関羽像をおつくりになられましたよね。

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」

新着