浅野ゆう子と初の男性ゲストA.B.C-Z
塚田僚一をゲストに迎えた熱海五郎一
座、 製作発表記者会見レポート

新橋演舞場2022年5、6月公演として、三宅裕司を座長に、「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第8弾 東京喜劇『任侠サーカス〜キズナたちの挽歌〜』」が上演。3月7日(月)に製作発表記者会見が行われた。
 「お客様が心の底から本当に面白いと思える東京の喜劇“軽演劇”を上演しよう、“東京の笑い”を継承しよう」と、2004年に旗揚げした「伊東四朗一座」。伊東がスケジュールの都合でどうしても参加できない時もその想いを継承すべく、2006年に三宅を座長に「熱海五郎一座」を旗揚げ。2014年には、ついに伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出。以降、新橋演舞場にて毎年公演を行い、毎公演満員御礼で、劇場を大爆笑の渦で包み込んだ。
 新橋演舞場シリーズ第8弾となる今年の舞台は、任侠の世界。おなじみの一座メンバー(座長・三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博(深沢と交互出演)、深沢邦之(東と交互出演))に加え、豪華ゲストに浅野ゆう子A.B.C-Z塚田僚一を迎える。
製作発表記者会見では、松竹株式会社 専務取締役 演劇本部長の山根成之が「今公演で新橋演舞場シリーズ第8弾となりました。昨年はコロナ禍で非常に厳しい状況ではありましたが『こんな時だからこそ“上質な笑い”を届けたい』との思いで出演者、スタッフ一丸となり全公演をやり遂げました。今年も予断を許さない状況は変わりませんが、お客様に笑いに来ていただきたい、その一心で公演を開催します。毎回素晴らしいゲストをお招きしているこの一座ですが、今回も新橋演舞場にご縁のある浅野ゆう子さんと塚田僚一さんにご参加いただけるということで非常に心強く思っております。新橋演舞場は客席、舞台上、楽屋、全てにおいて万全の感染症対策で臨んでおります。今年も(共同主催である)アミューズさんとともに公演の製作を進めて参りますので、ぜひとも(本日ご列席の)皆様のご協力を頂きたいと思います」と、力強く語った。
株式会社アミューズ 取締役 専務執行役員 荒木宏幸は、「松竹さんと共に『東京喜劇の火を消さない』との思いからスタートした新橋演舞場シリーズは今回8回目となります。今年も三宅座長はじめ一座の皆さんと一緒にお客様に笑いを届ける機会をいただき、大変嬉しく思っております。今年もゲストに素晴らしいお二方をお招きしました。この一座を愛してくださっている浅野ゆう子さんに心からの感謝と、並外れた身体能力のA.B.C-Zの塚田僚一さんに若いエネルギーを注入していただき、今年はさらにパワーアップした作品をお届けします。年齢の若い人にも是非お越し頂きたいと思います」と期待を込めた。
続いて、昨年5月に古希を迎えたと紹介された座長の三宅は開口一番「(70歳に)見えないでしょ?」と今日最初の笑いで会場を沸かせた。
「自分が関わる舞台で中止をした公演が1本もないので運の強い人間と思っているが、もし終息した後、生の舞台を観に行く習慣が無くなってしまったらという不安もあり、いろいろな思いでいますが、またこの一座で上演できる機会を頂けたので今回は特に力を入れて楽しい作品を作ろうと思っています。とにかく新橋演舞場に来て1つの笑いをみんなで共有する楽しさを生の舞台の素晴らしさを味わっていただき、今までたまったストレスをみんなで発散させましょう!」とやる気を見せた。
三宅裕司
渡辺は「今回は任侠もので僕は浅野さんが組長を務める組の若頭という役だそうです。内容はまだ台本をもらっていないので分かりません。ただ、私には別の本があります…」と最近発売された自身の著書を宣伝しようとした途端、司会者に強制的に止められ会場の爆笑をさらう一幕を作り挨拶を終えた。
ラサールは「この一座も初演から20年近く経ちました。旗揚げ当初、三宅さんは70歳過ぎたらもうやってないだろうと言っていたが、まだまだ(三宅が)やめる気なさそうなのでこれからも若々しくやっていきたい」と意気込んだ。
(左から)三宅裕司、ラサール石井、小倉久寛、東貴博
小倉は「意気込みとかないです。大体人生においてないんです。でもこの一座は稽古から楽しいので、今年は浅野さんの美しさを愛でながら、塚田くんの身体能力の高さに感動しながら、この一座メンバーの馬鹿さ加減に呆れながら、いろんなことを楽しみながらやろうと思います」とゆるい挨拶で笑いを誘った。
一座メンバーの中で人間国宝に一番近い男と紹介された昇太は、「確かにこのメンバーの中では(人間国宝に)一番近いと思いますが、落語協会からはそう思われていない」と早速会場の笑いをとり、「普段一人で落語という芸をやっているのでみんなで一緒にいる5月6月が本当に楽しみでしょうがない」と小倉に続きゆるい挨拶で会場を和ませた。
(左から)深沢邦之、春風亭昇太、渡辺正行
「さっき楽屋でレギュラーメンバーの平均年齢を計算したら62.8歳と出て、結構年を取っていることを実感したが、全36公演1人も怪我人が出ないように頑張りたい」と東が語ると東と交互出演の深沢は、「昨年厳しい状況で上演したがお客さんが拍手でエネルギーを送ってくれたのが忘れられない。その感謝の思いを伝えられるよう頑張りたい」とやる気をのぞかせた。
今回のゲストの一人である浅野ゆう子は、2013年に熱海五郎一座に出演し今回2度目の登場。「最初に出演させていただいたときは、お客様に笑っていただくことを勉強したいと思い、(三宅)座長に直談判し実現しました。そして、その後も毎年『出たい、出たい』と願い続け、やっと夢が叶いました」と熱く一座愛を話すと、続けて「前回出演したときは(三宅)座長、ラサールさん、昇太さんから衝撃を受け、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。今回どんな衝撃をもらえるのか、楽しみです!」と本番中の失敗エピソードで笑いを誘い、もはや一座メンバー並みの話術で軽快に意気込みを語った。
(左から)浅野ゆう子、三宅裕司
もう一人は新橋演舞場シリーズ初めての男性ゲストA.B.C-Zの塚田僚一。「(一座の)皆さんとは初めての共演ですが、やるからには全力で務め、いろんなことを吸収したい」と緊張気味に話しだし、「熱海五郎一座の名に恥じぬようしっかりと頑張りたい」と堂々とやる気を見せた。
質疑応答の中で、アクロバットで意気込みをとリクエストされた塚田がY字バランスを華麗に披露すると、なぜか無茶振りされた渡辺もY字バランスをするも見事に失敗。会場は終始爆笑に包まれた。
(左から)渡辺正行、塚田僚一、浅野ゆう子、三宅裕司
(左から)春風亭昇太、渡辺正行
最後に座長である三宅は、「タイトルから分かるように任侠の世界とサーカス。組長役の浅野さんがしっかりと演じ、サーカスで塚ちゃんの身体能力が発揮される。そこがどう展開するか、今回は自信があります!爆笑の連続、そして最後に感動できるストーリーをみんなで一緒に笑いを体感してください。ぜひ劇場にお越しください!」と意気込み会見を締めくくった。

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