新生『ネクスト・トゥ・ノーマル』が
開幕~ゲネプロ&囲み会見レポート

ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』が2022年3月25日、日比谷シアタークリエで開幕した。本作品は2013年9月に同劇場で日本初演がおこなわれて以来、約9年ぶりの本格的再演だ。今回は、2組のキャスト・チームによって新演出版が上演される。ここでは、新生『ネクスト・トゥ・ノーマル』公開ゲネプロ(総通し稽古)の様子と、囲み会見の様子を写真付きでレポートする。
『ネクスト・トゥ・ノーマル』(音楽:トム・キット、脚本・歌詞:ブライアン・ヨーキー)は、2008年オフ・ブロードウェイで初演、2009年ブロードウェイに進出し、トニー賞11部門ノミネート、主演女優賞・楽曲賞・編曲賞3部門を受賞したミュージカルだ。2010年にはピューリッツアー賞(ドラマ部門)を受賞、それは1996年の『RENT』に次いでミュージカルとしては史上2番目の快挙だった。
前回日本初演では、オリジナル版と同じ演出・デザインにて上演された(初演時演出:マイケル・グライフ)が、今回は日本独自の演出・デザインにて上演される。演出を手掛けたのは上田一豪。上田は2018年1月、シアタークリエ10周年記念コンサート『TENTH』でもミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』を演出している。ただしそれは90分に凝縮されたダイジェスト・バージョンで、上田自身も当時のパンフレットに「フル・バージョンの再演を望む」と書いていたが、今回自らの手による独自の演出版として望みを叶える形となった。
『TENTH』での『ネクスト・トゥ・ノーマル』はダイジェストのままにしておくにはあまりにも勿体なく、筆者も全二幕のフル・バージョンでの再演をずっと望んでいた。よって今回の新生『ネクスト・トゥ・ノーマル』の誕生には、筆者も胸が高鳴った。

■ゲネプロ(総通し稽古)レポート
今回は2チーム制での上演。各チームの初日公演に先立ち、それぞれのゲネプロ(総通し稽古)が、シアタークリエでおこなわれた。各チームの俳優は6名。配役は次のとおり(カッコ内は過去公演データ)。
ダイアナ(ダンの妻・子たちの母親):安蘭けい望海風斗([初演] 安蘭けい/シルビア・グラブ [TENTH版] 安蘭けい)
ゲイブ(ダイアナとダンの息子):海宝直人/甲斐翔真 ([初演] 小西遼生/辛源 [TENTH版] 海宝直人)
ダン(ダイアナの夫・子たちの父親):岡田浩暉/渡辺大輔 ([初演] 岸祐二 [TENTH版] 岡田浩暉)
ナタリー(ダイアナとダンの娘):昆夏美/屋比久知奈 ([初演] 村川絵梨 [TENTH版] 村川絵梨)
ヘンリー(ナタリーのクラスメート):橋本良亮/大久保祥太郎 ([初演] 松下洸平 [TENTH版] 村井良大)
ドクター・マッデン/ドクター・ファイン(ダイアナの主治医):新納慎也/藤田玲 ([初演] 新納慎也 [TENTH版] 新納慎也)

『ネクスト・トゥ・ノーマル』(next to normal)とは、直訳すると“普通の隣なり”。母、息子、娘、父親。普通に見える4人家族の朝の風景。現実と幻想の区別を曖昧に生きるダイアナの不自然な言動に、夫のダンは優しく愛情をもって接する。息子のゲイブとダイアナの会話は、ダンやナタリーの耳には届いていないように見える。ダイアナは長年、双極性障害を患っていた。娘のナタリーは必死に「普通」に振舞おうとしてきたが、怒りと鬱屈が溜まっていた。初対面から距離感を詰めて接してくるクラスメートのヘンリーに、ナタリーは少しずつ家庭の事情を打ち明けてゆく。ダイアナは、ドクター・ファインのもと治療をしていたが、症状が悪化していくため、ダンは新しい主治医を見つけてきた。新任のドクター・マッデンはダイアナの病に寄り添い治療を進めていくように見えたが……。

冒頭、暗転中に響く「Prelude(Night)」。ピアノの煌めく音色が奏でる独特の主題(この後、劇中に幾度も登場する)に導かれながら、私たちは否応なく『ネクスト・トゥ・ノーマル』という“普通の隣なり”の世界に引き込まれていく。
その前奏に続く第一曲目は「Just Another Day」(本文中、曲タイトルは全てオリジナル英語名で記します)。二層構造の舞台装置。主人公ダイアナ(安蘭けい/望海風斗)とその家族たち:息子ゲイブ、夫ダン、娘ナタリーが、朝、家の中で次々に、それぞれの思いや状況を歌っていく。このナンバーを聴けば、この一見、完璧で理想的な“普通”の家族が、実はどこかノーマルとはいえない様子であることに気付かされるだろう。最初は軽快なロックに聴こえる曲調も、やがてダイアナが制御不能の行動に陥るのを目の当たりにして、緊張感に包まれる。この家族には一体何が起きているのだろうかと、不穏な空気に満たされる。
(撮影:池上夢貢)
ついで、学校の音楽練習室という設定の舞台下手側二階で、ナタリー(昆夏美/屋比久知奈)がピアノを流麗に弾きながらも、半ば苛立ち気味に歌うソロナンバー「Everything Else」。音楽はロジックとバランスがすべてで、そこには病気や借金がない(だから自分は音楽に打ち込みたい)、といった趣旨の歌詞を通して、彼女がよほどストレスや苦悩を抱えているのだということが伝わってくる。この直後にナタリーは、彼女に積極的に近づいてくるヘンリー(橋本良亮/大久保祥太郎)というクラスメートと出会うが、まだ彼に構っている精神的余裕はない。
(撮影:岩間辰徳)
一方、精神科医ドクター・ファイン(新納慎也/藤田玲)の診察を受けるダイアナ。この時に歌われる「Who's Crazy / My Psychopharmacologist and I」という三拍子のナンバーでは、多様な処方薬の説明を早口言葉のようにまくしたてるドクターや、『サウンド・オブ・ミュージック』の「私のお気に入り」のパロディめいた歌詞を舞台装置二階部分で歌い踊るアンサンブル(ダン、ゲイブ、ナタリー、ヘンリー)らのコミカルな仕草によって、事態がむしろ悪い方向に進んでいるであろうことを察せずにはいられなくなる。
(撮影:池上夢貢)
そんな中、若い二人のロマンチックなシーンもある。ナタリーがヘンリーの思いを受け入れ、「Perfect for You」をデュエットするのだ。しかも「世界は戦争」「この星は修理できない」、だから傷つけない存在同士になっていこう……といった歌詞が、2022年の今ならではの、深い意味も感じさせてくれる。
(撮影:岩間辰徳)
(撮影:池上夢貢)
ナタリーとヘンリーのキスを目撃したダイアナは、若かりし頃に受けたダン(岡田浩暉/渡辺大輔)からのプロポーズを脳内で再生する。『TENTH』のダイジェスト版ではカットされていたこのシーンが復活したことで、ダイアナの中にある瑞々しい感情と力強い肉体の甦りがわかりやすく強調されたことは良かった。
そこからの「I Miss the Mountains」。ダイアナが失った“Mountains”とは、若い頃にかけめぐった、あの山々、それを駆けのぼれた少女時代の自分、そして、感情のアップダウン(今は薬によって感情の起伏がおさえられてしまったが、かつてはハイな気持ちも谷底に落ちる気持ちも、全部感じられたあの頃)である。山の天気はすぐに変わる。自分の気持ちも同じく、不安定であっても生きている証だった。だが皮肉にも今、ダイアナの前にあるのは、ドクター・ファインから処方された「沢山の薬(mountains of drug)」なのだった。だから昔の山を懐かしみながら、今の薬の山を捨ててしまう。
しかし、そうとは知らない夫のダンは、ダイアナの症状が良くなっていると信じ、「うまくいく」「うまくいく」とゴキゲンだ(「It's Gonna Be Good」)。ダンは娘ナタリーと一緒にいたヘンリーを、家の夕食に招くが、その後、あることをきっかけに、楽しい空気が一変してしまった……。
(撮影:池上夢貢)
激烈なナンバー「You Don't Know」で、夫婦は鬱屈をぶつけ合う。「あなたはわかってない」と、ダイアナの声量が爆発する。ゲイブ(海宝直人/甲斐翔真)も母の側に立ち、声をぶつけてくる。家族の中で自身の存在感を見つけられないナタリーは「Superboy and the Invisible Girl」で、自分が透明な存在なのだとヘンリーにボヤく。
(撮影:岩間辰徳)
ところで今回の上演、特に第一幕は、「You Don't Know」「I Am the One」など、曲のタイトルが英語のまま訳詞に入っているので、“My Favorite Things”ならぬ“My Favorite Songs”を見つけやすいことだろう。
さて、ダイアナが主治医を変え、ドクター・マッデン(新納慎也/藤田玲)に会う瞬間がやってきた。彼はロックスターなみに人気があるという。そんな彼だからか、ダイアナを迎えるなり、突如ロックスター化する。それがどういう意味なのか、ここでは敢えて書かない。ただ、マッデンに触られているときの、ダイアナの表情が面白すぎることは特に書きとどめておく。
(撮影:池上夢貢)
(撮影:岩間辰徳)
一方、ダイアナの息子ゲイブだって負けてはいない。「I'm Alive」で複雑な舞台装置を縦横無尽に駆け回りつつ、ラストの音域を上げて響かせるゲイブも、「I Dreamed a Dance」でうっとりするような白スーツ姿で登場するゲイブも、どちらもダイアナにとってはスターの輝きに違いない。プロムで恋人たちが踊るようにダンスをするダイアナとゲイブ、けれども「I Dreamed a Dance」のオルゴールの音、ゲイブが歌う「There's a world」が、後の苦しい展開へとつなぐ装置となってしまう……。
(撮影:池上夢貢)
(撮影:岩間辰徳)
症状が悪化したダイアナは、ドクター・マッデンからついに電気けいれん療法(ECT:Electro Convulsive Therapy)を提案されるが、それは「映画『カッコーの巣の上を(One Flew Over The Cuckoo's Nest)』における、電気ショックの処刑ではないのか」と拒否する。ダイアナが歌う「Didn't I See This Movie?」の「カッコーの巣(cuckoo's nest)」とは精神病院の蔑称(Cockooは、カッコー以外に「クレイジー」という意味がある)で、映画内の精神病院で行われる懲罰こそがECTなのだ。「(自分は)シルヴィア・プラスじゃない」とも歌うが、それは鬱病で自殺した有名米国作家の名前だ。
(撮影:岩間辰徳)
しかし、ダンは、闇へ向かおうとするダイアナの心に光を灯そうと、ECTを選ぶ。……と、ここまでが第一幕。この後の怒涛の展開については、いずれ機を改めて、どこかに記そうと思う。
(撮影:岩間辰徳)
(撮影:池上夢貢)
『ネクスト・トゥ・ノーマル』では、登場人物の状態は赤・青・紫の衣裳や照明の使われ方で比喩的に表現される。そこに時々、黄色の光も入りこむ。赤と青が混ざれば紫、赤と青と黄色が混ざれば真っ黒……。もちろん新演出版でも、そこは効果的に踏襲されていた。
劇の終わりに、ナタリーがやわらかく歌い出す、ラストナンバー「Light」。ナタリーが暗闇に明かりを灯す。そこに全員の声が重なり、長い夜が明けることを象徴する部分をゲイブが、希望感たっぷりに歌う。何度聴いても感極まってしまう至上のナンバーである。今後、この舞台をご覧になる方は、このエンディングで登場人物たちが着ているそれぞれの服の色と、『ネクスト・トゥ・ノーマル(普通の隣)』というタイトルを照らし合わせて注目していただきたい。何か深い意味が見えてくるかもしれない。
今回、2チームのゲネプロを見ることができたが、やはり受ける印象は全く違うものだった。やはりそれは、個々の俳優各々の持ち味の組み合わせによって起こる化学反応というべきものなのであろう。なお、本作品の上演時間は2時間35分(第一幕:70分・休憩:25分・第二幕:60分)。
(撮影:岩間辰徳) 

■囲み会見
公開ゲネプロの後は、フォトセッション(両キャスト全員12名)、そしてアクリル板を立てての囲み会見(参加者:安蘭けい、望海風斗、海宝直人、甲斐翔真、岡田浩暉、昆夏美、橋本良亮、新納慎也の8名)が行われた。
ーー今回の出演が決まった時の気持ち、今の意気込みは?
安蘭けい「2013年の初演から出演しています。大好きすぎて、ずっと再演を希望していた。9年ぶりにできて本当に幸せです。2013年はブロードウェイのオリジナル版、今回は日本オリジナル版の演出です。今は時代も変わり、皆が作品をより理解してくれて、私たちもその世界に入りやすく、役に近づけられるようになりました。『ネクスト・トゥ・ノーマル』の世界をたくさんの人に知っていただきたい。今日の初日、私の中はダイアナで燃えたぎっています!」
安蘭けい (撮影:岩間辰徳)
望海風斗「製作側の熱い思いを受けて挑戦しました。やればやるほど大好きになります。その気持ちを大切に、目いっぱいのものをお届けしたいです」
望海風斗 (撮影:岩間辰徳)
海宝直人「2018年『TENTH』でのダイジェスト版でゲイブを演じました。この作品の持つエネルギー、パワー、音楽の虜です。いつかフルサイズで関わりたいと思っていたので、本当に幸せ。とにかく音楽、芝居のピースがバチッとはまって凄い作品。いよいよ初日ですが、エネルギーを出して、ゲイブとして生きたい」
海宝直人 (撮影:岩間辰徳)
甲斐翔真「僕は2009年TONY賞での『ネクスト・トゥ・ノーマル』の映像(「You Don't Know」「I Am the One」)が大好きで、よく見ていました。皆と『ネクスト・トゥ・ノーマル』の空気を共有できるのが楽しみ。そして僕はミュージカルが大好きなので、海宝さんとWキャストなのが、とても嬉しいです!」(海宝「光栄です」)
甲斐翔真 (撮影:岩間辰徳)
昆夏美「2012年に韓国で観劇したのが最初です。パワーと歌唱力に衝撃を受け、やってみたいと思っていたので、10年越しに夢が叶って嬉しいです。パワーと言っても、内容は繊細で、毎日ナタリーのことを理解しようとしても足りないくらい。抱きしめてあげたい役どころです。9年ぶりのフルサイズでの上演にご期待ください」
昆夏美 (撮影:岩間辰徳)
岡田浩暉「2018年『TENTH』のダイジェスト版でダンを演じ、終わってすぐプロデューサーさんに『絶対に再演して』とお願いしていました。初演の2013年の時は、双極性障害はもしかして遠かった言葉だったのではないでしょうか。今、ようやく近くなってきました。障害に寄りつつ、その側にいる人にも寄り添い、そうでない人にも光を届ける作品です。エンディングナンバーの高揚感を、皆さんと味わいたいです!」
岡田浩暉 (撮影:岩間辰徳)
橋本良亮「今日はお天気もよく、お足元もよい中、ありがとうございます(笑)。音楽劇はやったことがありますが、ミュージカルは初めてです。入りたての(ジャニーズ)Jr.に、『YOU、明日からデビューだよ』というようなもの。出演が決まった時、新納さんに相談したら、『難しいから頑張って』とアドバイスされました。昆ちゃんのナタリーを1ヶ月ガッツリ愛したいです!」
橋本良亮 (撮影:岩間辰徳)
新納慎也「大トリの新納です(笑)。このミュージカルについては2時間語りたい!2007年オフ・ブロードウェイの時に観て8回通いました。『RENT』でミュージカルの歴史が変わったと思いますが、『ネクスト・トゥ・ノーマル』でもまたひとつ変わったと思います。2013年の日本初演でオファーをいただき喜びましたが、当時はまだ満席ではありませんでした。双極性障害という言葉も腫れ物に触る感じでしたが、2018年の『TENTH』、そして2022年の今、コロナ禍で再演することで、センシティブなテーマのミュージカルでも、大々的に上演できるようになりました。『隣の人がそうかもしれない』と思えるようになりました」
新納慎也 (撮影:岩間辰徳)
ーー「ノーマル」がテーマですが、変わっているね、と言われたことがある方は?
新納「岡田さんでは?」
岡田「稽古場で真面目にやっているのに笑われるんです」
新納は「『ネクスト・トゥ・ノーマル』の家族ごと抱きしめたい。とくに岡田さん」とも語っていた。岡田は愛されキャラのようだ。
主演の2人(安蘭けい/望海風斗)から観客の皆さんへのメッセージが求められると、両人とも「このご時世にこうして舞台に立って、エンターテインメントができることが幸せ」と述べ、望海は「繊細な部分も多いが、最後は希望を持って帰ってもらえると思います」、安蘭は「どんなものを上演する際も、『今、この時になぜこれをやるのか』を考えます。重い題材ですが、生きている実感を得られます。この時期、この時代に届けられるメッセージを持ち帰ってもらえたら」と締めた。安蘭と望海、それぞれが提示するメッセージそのものが、上演された舞台上にも確かにあったと思える。
東京公演は2022年3月25日(金)~4月17日(日)。その後兵庫公演、愛知公演あり。詳細は下記参照。本編の後、生バンドによる後奏もカッコいいので、ぜひお聴きのがしなく!
『ネクスト・トゥ・ノーマル』フォトセッション (撮影:岩間辰徳)
取材・文=ヨコウチ会長

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • POP TUNE GirlS / 『佐々木小雪のイラスト花図鑑』
  • POP TUNE GirlS / 『涼水ノアの、ノアのはこぶ絵』
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」

新着