4月2日より3日間限定で全世界無料配
信も決定 緒方恵美主催『Precious
Anime&Game Song Festival』イベン
トレポート

2022.3.27(Sun)@Precious Anime&Game Song Festival@豊洲PIT
2022年3月27日(日)、東京・豊洲PITにて、声優・緒方恵美が主催する『Precious Anime&Game Song Festival』が、有観客・ネット生配信ありの形で開催された。出演はangela、Lia、川村ゆみ内田彩、緒方恵美、中川翔子石川智晶高橋洋子堀江美都子という豪華な面々で、緒方と内田はMCも務める。2021年12月3日より「うぶごえ」にてAll-or-Nothing形式でクラウドファンディングが開始され、2022年1月28日に目標金額の3,800万円を達成。最終達成額42,732,679円に至り、ライブの開催となった。アニメ・ゲーム音楽の「ハンサムウーマン」なレジェンドたちが集う、奇跡のような一夜の模様をレポートしていく。
■「オーラのるつぼのようになっています」アニメ・ゲーム音楽のハンサムウーマンなレジェンド集結。奇跡の一夜がスタート!
ステージ上には、最初に生バンドのメンバー、Dr.北村望、Key.今井隼、Gt.三沢崇篤、Ba.黒須克彦の4人がピットイン。「銀河鉄道999」のイントロが演奏されると、ステージ中央に設置された階段の上からMC役の緒方恵美と内田彩が降りてきた。
挨拶を終え、「どうしよう、ドキドキしてますか?」と問う緒方に、「ドキドキです!」と返す内田。この二人が緊張感を露わにするのも無理はない。「わかりますか、(舞台の)袖。圧が強いです。ものすごい、オーラのるつぼのようになっています」と緒方が言えば、早くもフロアは大きな拍手で包まれた。
やがて二人の紹介で、今回の出演者が1組ずつ階段の上から現れる。それぞれの持ち曲のイントロが流れながら登場するという、某音楽番組をオマージュするような演出だが、それもアニメ&ゲーム音楽アーティストを代表するレジェンドばかり。「Burn My Dread」で川村ゆみが、「空色デイズ」で中川翔子が、「残酷な天使のテーゼ」で高橋洋子が、それも生バンド演奏での登場となれば、早くも感動で拍手を休める暇もなくなるというものだ。
今回、「ハンサムウーマンな女性アニソン&ゲームシンガー、声優アーティスト」というテーマで集められたメンバー。挨拶では、angelaのKATSUが一人だけ男性ということで、「8,000円の化粧品を使ってますので、中身は乙女です」と言い、「私より高い物ですね」と緒方からイジられる場面も。また、中川は「地球全体でつながっている」、Liaも「世界中のみんなー、よろしくお願いします!」と、ネット生配信先の観客に向けても元気よく挨拶を述べた。
angela
緒方のタイトルコールで、いよいよライブが本格スタート。歌い手の1番手として登場したのは、「切り込み隊長」として緒方から命を受けたというangelaの二人だ。冒頭のMCたちとのトークでは、「コロナ禍の2年間で(観客が)声が出せないですから、皆さんに想いを伝えていただく方法を編み出した」と語るatsuko。1曲目の「シドニア」(TVアニメ『シドニアの騎士』OP)から早速、オールスタンディングとなる観客に向けて「どうか拳を振り上げて!」と叫ぶ。それだけでなく、間奏では「コロナで弱った足腰をみんなと一緒に鍛えていきたいと思う!」と、まさかの会場全体のスクワットで観客を一つにしてしまった。
2曲目「乙女のルートはひとつじゃない!」(TVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』OP)でも、楽曲に合わせて観客が手拍子。atsukoはオレンジ色のロングスカートの端をつまみながら、姫のように可愛らしく舞い、「みんな踊ってー!」と叫ぶ。
カッコイイ、そして可愛らしいパフォーマンスを披露した後には、「私たち、fripSideでーす!」と別のアーティスト名を名乗る恒例のギャグを披露しつつも、早くも次の楽曲でラストに。だが、それを聞いても「えー」と叫べない観客に対し、「拍手するわけにもいかないじゃないですか。なので私は考えた。地団駄を踏む」というアイデアを披露した。KATSUに「小学生か!」とツッコミを入れられながらも、実際に「最後の曲になってしまいましたー」と叫んだあとに観客一同から地ならしのような地団駄が響き渡ると、確かに拍手とはまた違う残念な気持ちが伝わってくるようだった。
そうして披露された定番曲「Shangri-La」(TVアニメ『蒼穹のファフナー』OP)の中でも、また観客を一つにする工夫が。コール&レスポンスの代わりに「手拍子&レスポンス」として、観客がメロディラインを手拍子で表現するというものだ。通常の拍手よりは少し難易度も高いが、そこはさすがアニメファンの集い。終盤の「僕等は目指した Shangri-La」のサビで全員ピタリと手拍子を揃えてみせると、それだけでフロアの温度が1、2℃上がったような気がした。
Lia
2番手に登場したのは、香港在住で、今回のライブのために一時帰国したLiaだ。MCパートでコロナ禍の2年間の様子を伺われると、香港は日本と違って規制が厳しく、家から外に出るのも怖いくらいだったのだそう。そんな世情の中、出演できたというだけでも奇跡であるLia。1曲目に披露したのは、「My Soul, Your Beats!」(TVアニメ『Angel Beats!』OP)だ。
鮮やかな虹色のロングスカートを履き、透明感溢れながらも芯の強い歌声を響かせるLiaに、再びオールスタンディングの観客。皆ペンライトを高く掲げ、「手を振った」の歌詞に合わせるようにサイリウムを振り、ステージ上のLiaへと想いを送っていく。
続く「時を刻む唄」(TVアニメ『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』OP)、「鳥の詩」(ゲーム・TVアニメ『AIR』主題歌)の2曲でも、優しく、そして力強く会場を包み込むLiaの歌声。Lia自身も手を振り、観客一人ひとりへ気持ちを返していった。演奏を終えた後、「震えましたね」と言う緒方に、「目が潤むぐらいに」と本当に声を震わせて内田は返す。また緒方は、「個人的には『Angel Beats!』が聴けただけでも泣きそうだったんですけど、いろんな深さを感じました」と、自身の出演作にも触れながら感想を語った。
川村ゆみ
3番手に登場したのは川村ゆみだ。髪型がトゲトゲしくセットされていることもあり、そのあふれ出るオーラ(圧)について緒方が「ちょっとお目にかからないうちにスーパーサイヤ人みたいになられて」と述べると、「圧はお互いさまじゃないですか」と川村は笑う。対して内田が「朝、素敵に挨拶していただいて、ちょっとドキっとしてしまいました」言えば、緒方に「ビビッてない?」と突っ込まれ、「ビビってはいないですよ!」と笑いながら否定した。
やがてステージ中央に立ち、「Burn My Dread」(ゲーム『ペルソナ3』OP)を歌い上げる川村。雄々しくも美しい歌声で観客を魅了していく。そして2曲目の「キミの記憶」(ゲーム『ペルソナ3』ED)では、緒方とツインボーカルというスペシャルバージョンにて披露された。緒方は『ペルソナ3』で自身が演じる小学5年生の天田乾をイメージし、あどけなさを感じるやや高めの声で、サビの一部をフォロー。川村の声だけでなく、そこに登場人物である天田少年の声まで聞えてくる様は、これこそ「プレシャス」と表現するに相応しい。切なさがより心にダイレクトに響いてくるようだ。
緒方がMC席に戻り、川村が「次の曲が最後になりました」と言うと、すかさずangelaのステージのときのように地団駄を踏む観客。「え、そういうのあるの!?」と川村は驚きながらも、ついもう一度、観客に地団駄をリクエストして「よし!」と気持ちを高めた。
最後は「永遠のアセリア」(ゲーム『永遠のアセリア -The Spirit of Eternity Sword-』主題歌)を披露し、拳を掲げながら歌えば、観客もそれに応じて拳を上げる。演奏が終わると、MCの内田は「すごくスペシャルなステージ」と言い、緒方も「(魂が)震える声なんですよね」と感想を述べた。
中川翔子
4番手に登場したのは中川翔子だ。「生きてたどりついた!」と今回のライブに出演できたことをオーバー気味に表現しつつ、憧れの声優・緒方愛を表現するのに、「年齢も36のくせに、(『エヴァ』の)アスカの髪型で来ちゃいました」と二つ結びをアピールしてみせた。
1曲目には、アニメの映像がバックスクリーンに映し出される中、「空色デイズ」(TVアニメ『天元突破グレンラガン』OP)を披露。観客が歌に合わせて高く拳を掲げれば、間奏では「みんなの右手を回して!回して!みんなのドリルで天を突け!」と力強く叫び、会場の螺旋力をどんどん高めていく。
曲の合間のトークでは「右手をネコの形にして、私の声に合わせて揺らしていただけると嬉しいです」と言い、「トゥットゥルー!」の掛け声で揺れるたくさんのネコたちに「うぉー!ネコたち、可愛いねー!」と興奮気味に叫ぶ様子も。それからまくしたてるような早口トークを繰り広げれば、客席からは笑いの代わりか拍手が巻き起こった。
2曲目には「自己肯定感がアップするエールになるような曲」として、新曲「君のまんまが いいんだよ」(アニメ映画『しまじろうと キラキラおうこくの おうじさま』主題歌)を披露。温かく包み込んでいくような声で、慈愛に溢れるバラードを歌い上げる。また、3曲目にはロックな曲調に戻り、「ドリドリ」(TVアニメ『ポケットモンスターXY』ED)を披露。元気いっぱいな歌の間奏には「スーパードリドリタイム!」と叫び、観客と一緒に大きく腕を回していった。最後には「せーのでジャンプするよ!せーの!」と、観客全員で飛び跳ね、大盛り上がりのステージを締めくくる。
中川がステージを後にすると、MCの内田は「元気で可愛くて、カッコイイなあしょこたん!って、すごいパワーをもらいました!」と、中川の熱が移ったかのように興奮気味でコメントを述べた。
「緒方さんのLINE聴きたい」としょこたん。珠玉のメッセージも満載のトークコーナーがスタート
前半の4ステージを終え、舞台に出演者たちを分けるアクリル板が設置されると、プログラムは「トークコーナー」へ。ここでは時代を駆け抜けてきたレジェンドたちに、「今までの人生で、大変ながらも乗り越えてきたこと」についてそれぞれ語ってもらった。まずangelaやLiaは、辛い思いをしている過去に触れ、そのとき周りが待っていてくれていたり、支えたり励ましてくれたことで乗り越えられたと語る。そこで得た教訓として、「甘える勇気を持つ」、「たまには人を頼って甘えることを学ぶ」などを述べた。
続いて、「知ることを怖がらないこと」と述べた川村。具体的には「相手を傷つけないとその言葉の鋭さもわからないし、例えば(酒を)飲みすぎて初めて二日酔いってこんなに気持ち悪いんだってわかるし……」と、自身の失敗談も交えて笑いも誘いつつ、「ぼーって歩いてたら何も引っかからない。痛いから嫌って思わず、これも自分の肉となり血となるものだという風に、思えて生きていけたらいいなぁと」と前向きに語り、観客の拍手を浴びた。
また、中川は芸能界を辞めようかと悩んでいた時期に憧れの漫画家・楳図かずおと出会い、「またね」と言われたことが印象に残ったという。そこから、このまま芸能界を続けて行けばまた楳図先生に会えるという思いから、「落ち込んだら、新しい夢を無理やり作るようにしよう」という考えに至ったそう。今回のライブでも「今日こそ緒方さんのLINE聴きたいです!」との夢を打ち明け、緒方から「すぐに叶います!」と言われれば、会場はまた大きな拍手に包まれた。
一方「大殺界」を迎えながらも、その年を幸運のまま切り抜けられたと語る高橋は、「他が大変」だったと語る。具体的には、これまでの人生で、エレベータの中に閉じ込められたことが3回ほどあり、泊まっていたホテルが火事になったこともあったという。逆にそんなハプニング続きだからこそ、「日々やることは変えない。一つひとつを丁寧にやっていくことが、いい未来につながっていくと信じている」と述べた。
そのように一人ひとり、つい聴き入ってしまうような貴重なエピソードが盛りだくさんのトークコーナーが終わり、いよいよライブは後半へと移っていく。
内田彩、緒方恵美
5番手として登場したのは、サポートMC役も務めていた内田彩である。披露したのは、「Sign」(TVアニメ『五等分の花嫁』EDテーマ)。アップテンポで切なげな曲を、感情を込めて歌い上げる中、観客席では「内田カラー」の緑のペンライトが揺れる。続くトークではその曲のタイトルにかけ、「皆さん声も出せない状況だったりする中、会場に足を運んでくださったり、配信で観ていただいたり、ペンライトを緑色にしていただいたり、見ているよという皆さんからの"サイン"は私たちも受け取っている」と語った。
2曲の前では、スピリチュアルなことは普段信じないようにしている中でも、何かと様々なところで出くわすこともあり「運命を感じる」相手として、今回のMCのパートナーでもある緒方恵美をステージに呼び込んだ。そして二人で、作品の中で「兄と妹」を演じた『ダンガンロンパ』シリーズの楽曲から、「progressive-斬進-」(ゲーム『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』主題歌)をデュエットした。激しいロック曲に、間奏では頭を激しく振る緒方。最後は二人で背中合わせとなってキメポーズを取り、圧巻のパフォーマンスを締めくくった。
内田彩がステージを離れると、そのまま6番手として、メインMC・主催者の緒方恵美のソロステージへ。「ダンガンロンパメドレー」として「再生-rebuild-」(ゲーム『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』ED)、「断鎖 -break-」(ゲーム『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』主題歌)の2曲を続けて披露した。曲の切り替わりの際にはステージ中央の階段を上り、背中を見せてスポットライトに照らされる姿は、まさに「ハンサムウーマン」。ゾクゾクするような低音ボイス、そして最後には手を高く挙げながら長めのロングトーンを響かせ、アーティスト・緒方恵美としての舞台を締めくくった。
大きな拍手を受け、MC席に戻ると「自分の副業の方へと戻りたいと思います」と笑いを誘って言う緒方。内田から「苗木兄妹でデュエットさせていただきましたが、妹はいかがでしたか?」と感想を求められれば、「妹は最高です!」と返し、強い兄妹愛にまた観客から惜しみない拍手が贈られた。
石川智晶
7番手として登場したのは石川智晶だ。自身のライブでは服装はもちろん、演出・音響なども自分でプロデュースするというしっかりとした世界観を持つ彼女。MCでは緒方が「初めましてですか?」と内田に尋ねれば、「ちゃんと、真正面から話させていただいたのは……」と憧れの人を前にした様子で照れながら言う。そこで石川から「(私も)お会いしたかった」と言われれば、女子高生のように「きゃーっ」と喜びの声をあげる内田。緒方から「これ以上のラブラブトークは楽屋でして」とツッコミが入る微笑ましい場面もあった。
ステージ中央に石川が立つと、白のペンライトで埋め尽くされる観客を前に「Prototype」(TVアニメ『機動戦士ガンダム00』ED)を披露。讃美歌のように美しく、儚さもありながら、力強い声で自身の世界観を構築していく。トークも挟んで、「アンインストール」(TVアニメ『ぼくらの』OP)、「あんなに一緒だったのに」(TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』ED)の2曲を披露。観客の中には聴きながら思い思いに手を伸ばす者もおり、皆、歌声に浸っている。
石川のステージが終わり、「入り込むように聴いてしまいました」と語る内田。同時に、『ガンダム』などの映像が映し出されていたスクリーンにも触れると、普通の音楽フェスではなかなか使えないことがある中、今回は本物の映像も全世界へ届けたいという思いから「版権、制作委員会、いろんな関係各者にご協力いただけて、結構たくさん入れていただけた」ことを緒方が打ち明け、それについてもまた客席から大きな拍手が上がった。
高橋洋子
8番手に登場したのは高橋洋子だ。2021年は『シン・エヴァンゲリオン』の宣伝隊長としていろんなところで稼働していたという高橋。本来ならワールドツアーなども実施される予定もコロナ禍で中止になってしまったそう。逆にステイホーム期間中にも家で『エヴァ』を初めて見て楽しんだという声も多く聞き、「これから未来に向かって考えたい」と前向きな気持ちを述べた。
ステージでは、バンドの代わりに白いジャケットを着た2人のダンサーを従え、1曲目に「魂のルフラン」(アニメ映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』主題歌)を熱唱。高橋自身は黒のドレスで、ダンサーらとのコントラストが美しく、歌だけでなくパフォーマンスにもつい見とれてしまう。さらに2曲目には、シングルカップリング曲「心よ原始に戻れ」を、アレンジを加えて新たに音源を録音し直した「2020」バージョンで披露。貴重な楽曲に、また会場も大きな拍手で沸いた。
そして3曲目には「高橋洋子がこれを歌わないと帰ってはいけない」と言い、「残酷な天使のテーゼ」(TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』OP)を披露。スクリーンにはもちろん『エヴァ』の映像が流れるが、テレビアニメ版オープニングそのままではない。テレビアニメ全話から旧劇場版までの映像をストーリーに沿ってつなぎ、楽曲のフルサイズに合わせたバージョンとなっている。
演奏が終わり、高橋がステージを去ると、これには『エヴァ』の碇シンジ役を務めた緒方も「あの映像が流れて歌われると、心が原始に戻るんですね。14歳の痛みとかを思い出して、涙が出てきてしまう」と漏らした。
堀江美都子
9番手、トリを務めたのは2019年にデビュー50周年を迎えた堀江美都子だ。記念のコンサートは2020年の2月、コロナ禍に入る直前で奇跡的に迎えられたというが、その後は世間的に何もできない時期になってしまう。そうした中で「知らないうちに病になっていた」そう。コンサートの当日に急に血圧が上がって救急車で運ばれたこともあったと打ち明けたが、「今は元気ですよ」と明るく語った。
ステージに立つと、1曲目には「キミのひかり」(映画『ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~』挿入歌)を披露。雄大で包み込むような歌声に、客席からはゆっくりペンライトが揺れる。やがて間奏では、堀江の「みんなでいっしょに」の声に、大きなウエーブとなって会場全体が一つになった。
続いては「堀江美都子ヒットメドレー」として、「キャンディ キャンディ」(TVアニメ『キャンディ キャンディ』OP)、「ひみつのアッコちゃん」(TVアニメ『ひみつのアッコちゃん』OP)、「花の子ルンルン」(TVアニメ『花の子ルンルン』OP)、「サザエさんのうた」(TVアニメ『サザエさん』(火曜日)OP)の4曲を披露する。中年世代は子供のころから馴染みのある楽曲たち。当時は当たり前のように聴いていた楽曲でも、この2022年に生の歌声として聴けるとなると、何やら不思議な感動で涙があふれてくるようだ。
トークでは、「50年以上歌ってつくづく思うのは、アニメソングの歌手で良かったなーっていうことです」と語る堀江。「できるだけ、あのときと変わらないね、って言ってもらえるように、皆さんの思い出も一緒に運びながら歌い続けていけたらなと思います」とこれからの抱負も語った。
最後には、最近の暗い世情にも触れながら、それでも未来への希望も込めて「あしたがすき」(TVアニメ『キャンディ キャンディ』ED)を歌う。歌が終わって会場が割れるような観客の大きな拍手が鳴り響く中、MCの緒方からも「シビれましたね」という声が。内田も「本当に素敵な時間でした……」と涙ぐむように言う。「色あせることなく、それどころか逆に鮮明に心に刻める、そんな時間だったなと思いましたし、アニメソングって本当に素敵だなって思いました」と、今回のステージを総括して述べた。
「アニソン・ゲーソンは、国境を超える最強のパスポート」。最後は全員で「銀河鉄道999」を熱唱
「最後のご挨拶」として、出演アーティストがそれぞれライブグッズである「推しTシャツ」に着替えてステージに集結。一人ひとり、今回のライブについての感想と挨拶を述べていく。
angelaのKATSUが「ハンサムウーマンこと、カツコでーす!」と改めて女子っぽく挨拶をすれば、中川は「皆さんの愛でできあがったこの瞬間に参加でき、最高に高まりました」と興奮気味に語る。石川は「(懐かしいアニソンを聴いて)幼いころに一人で留守番していたときの気持ちとか思い出して、とってもいい時間でした」と述べ、高橋は「アニソン・ゲーソンは、国境を超える最強のパスポートです」と叫んで、また会場は大きな拍手で沸いた。
最後に緒方から、4月2日から4日までの期間限定で今回のライブの一部の模様がYoutubeにて無料配信されることについて触れられ、「どうか世界中の人たちに届けるお手伝いをお願いできればと思います」と、観客すべてに向けて拡散の協力を述べた。
そしてラストは、「未来に向かって走っていく」という気持ち込め、豪華メンバー全員で「銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)」を披露。最後の最後までプレシャスな時間は、「最後に一緒に跳ぼうぜ。力の限り跳べ!」という緒方の叫びと共に、会場全員のジャンプで幕を閉じた。
本当に、開催できただけでも「プレシャス」と呼ぶ他ない今回のステージ。これまでも国内外で様々なフェスが開催されてきた中でも、なかなか類を見ないものではないだろうか。それも現代、新型コロナウィルスだけではなくさまざまな社会不安が広がる中で開かれたライブとして、未来に向けてのこれ以上にない超特大級の希望となったという印象を受ける。
今度は、我々がその夢や希望をつないでいく番なのだ。「さあ行くんだ その顔を上げて」。今回のライブでアーティストの方々からいただいた一つひとつのメッセージ、その歌声を胸に、未来へ歩んでいこう。
取材・文:平原 学 撮影:大庭 元

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