『舞台への初挑戦、『TRIGGER』第一
弾は謎の女を演じます』〜Hikaru//の
自由綴文 12頁目〜

こんにちは、Hikaru//です。
この度、劇団GAIA_crewさんとCreative Company Colorsさんのコラボ企画『TRIGGER』にてHikaru//として初めての舞台演劇に挑戦いたします!
まずは、劇団GAIA_crewさんで4月29日(金)〜5月5日(木)に上演する『GOOD LUCK YOUR MEMORIES :Re』に出演させていただきます!
この作品では人生で初めてストレートプレイを行います。
今回のコラムは、そんな初舞台への挑戦について皆さんにお話しします!
少し遡って先月、3月中旬。顔合わせからの本読みの日。
この日は今回の舞台に出演される皆さんが一堂に会するので、とても緊張していました。皆さんは新しい環境に初めて入る時、どんなふうに臨みますか? 私は心の中で「いくぞー!」って唱えています! そうしても、やっと挨拶ができるくらいなんですが(笑)。広い部屋に入ると、既に和気藹々とした雰囲気。ほとんどが初めましての方なこともあり、その中で1人ド緊張している自分……。その日に本読みもしたのですが、台本を捲る手が始終震えておりました……。なんとか読み切り、本読みしかしていないのに全エネルギーを使ったような体の重さを感じていました(笑)。
本読みから数日後、オンラインでの本読みが始まりました。人物像やシーンの説明を交えていただきながら台本に沿って読み進めていきます。大まかな流れを掴みながら、自分の役がどんな立ち位置なのかということを理解し、シーンにおいてその台詞でどのような感情に在るべきなのかを構築する時間。こうやって書くとシンプルなんだけどな……。実際の私の頭の中は、てんやわんや(笑)。説明を台本に書き込みながら、何とかついて行こうと必死でした。
それらを経てスタートした稽古。
「まずはミザンスをつけていきます」と言われ、ミザンスを調べる自分……。“立ち位置を決める” ということでした! 私がお仕事として歌を歌わせていただくようになった時も、職業ならではの専門用語に初めは戸惑ったことを思い出しました。
どこから出て、大体どの位置で話し、どちらの袖に戻るか……一連の流れをつけていただき、覚えていく作業。その中で少しずつ周りの演者さんと向き合いながら動いていくことで、台本上の物語を立体にしていくような感覚になりました。そうやって頭の中で物語として読んでいたものが、体感して現実になっていくことで誤差が生まれてしまって。それが私が演じる “雫” と“私”自身の違いであり、その差をどう詰めていくかが課題になりました。
そんなふうに稽古を進める中で、この舞台のビジュアルイメージの撮影がありました。雫の佇まい、仕草、表情。Hikaru//としてじゃなく雫として存在するならどうするかな? と考えながら、稽古の中で見えてきた雫を皆さんに想像してもらえるように心掛けて撮影させていただきました。街中で撮ったのですが、雫の役どころとしては景色に馴染み過ぎてはいけないのかなと思うところもあったり。自分ではない誰かとして写るってなかなか無いことなので、難しいというか……不思議な感じがしました。
4月に入ってからは場面を繋げての稽古も始まりました。前後の繋がりを意識することで、場面ごとに演じていたものが少し変わって感じられます。例えば、悲しい感情があったとして、その“悲しい”の深さや表情がそれまで考えていたものより大きくなったり、これまでと少し違うニュアンスの“悲しい”に思えたりするんです。
そして、徐々に台本を持たずに稽古に取り組むことも増えてきました。そうなると、台本を持っていることで制限されていた可動域が解放され、細かな動きにも気を配ることが必要になります。自分が話しているときはもちろん、話していない時の行動も自然に雫としてそこに存在しなければいけない。これが思った以上に難しくて。出した手を戻したり、立ち上がったりするタイミングが何故か不自然になっちゃうんです(笑)。普段はそのタイミングでしないようなことをしてしまうのは、段取りとして頭で考えてしまっているからだとアドバイスをいただいて納得しました。まだ雫になりきれていないからこそ出てしまう行動です。
4月半ば、通し稽古の日。第一場から最後まで繋げての稽古です。通して進めていくことで、この作品の展開や登場人物たちの行動や心情の移り変わりを身体で感じることができました。頭では理解したと思っていても、全然違うんだなぁと実感した日でした。それと……これはエネルギーがたくさんいる……一度通しただけでお腹がぺこぺこになる……(笑)。通しの初日は特に、出ていない場面もずっと気を張っていたのでそう感じました。本番までに調整できるようになっているはず……! いや、全公演を全力で駆け抜けることになるけど! その先に何か見えるものがある気がしています!
今回私が演じる「雫」は、謎に包まれた女性です。雫が抱えているものは、もしかしたら皆さんの中にも別の形としてあるものなんじゃないかなと思っています。その中で進もうとする姿に感じていただけることがあるのかなとも思います。だからこそ、大切に演じなければと身を引き締めています。
この作品のテーマは「思い出と友情」です。あなたの大切な友人・大切な思い出を思い浮かべて、大事に抱えてご覧になっていただきたいです。きっと、作品を観たあとに、さらにぎゅっと抱きしめたくなるはずです。
自由写真は稽古のオトモたち
撮影=Hikaru//
いつでも一緒な使えるH-el-ical//グッズたち(笑)。
では、また次回まで。

文=Hikaru// 撮影=大橋祐希、Hikaru//(一部)

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