中川晃教インタビュー~「中川晃教
MUSICAL WEEK 2021」全5日間の公演を
5ヶ月連続でテレビ初放送

5日間それぞれに魅力と見どころのある公演、すべてをご覧いただけることに大きな意味と価値がある
2021年10月に八ヶ岳高原音楽堂にて開催された「中川晃教 MUSICAL WEEK 2021」全5日間の公演が、5ヶ月連続でテレビ初放送となる(2022年5月5日(木)よりCS衛星劇場にて)。自身にとっても「宝物のような時間でした」と話す中川に、コンサート当日の思い出や、終えてみての印象について話を聞いた。
【予告動画】

■4人それぞれの特色が表れた、フェスのようなコンサートでした
ーー 最初に、今回の企画を聞いた時の印象からうかがえますか?
とても大きなやりがいを感じました。会場となった八ヶ岳高原音楽堂は以前、コンサートをさせていただいたことがあり、本当に素晴らしいホールなんです。ただ、実際に足を運んで体感していただかなければ、いかにあの環境が魅力的なのか想像してもらい難くて。ですから、それを知っていただく意味でも、素敵な企画だなと思いました。また、今回は5日間で4名のアーティストと日替わりでコンサートを行いましたが、それぞれに特色が異なり、なんとなく、コンサートというよりフェスっぽいなという印象もあったんです。僕は、かねてからミュージカルの楽曲を柱にした大きなフェスティバルを開催してみたいという目標を持っていますので、今回の企画を形にできたことは、夢の実現に向けてすごくいい経験をさせていただけたなとも感じました。
ーー 中川さんが感じる八ヶ岳高原音楽堂の魅力とはどんなところでしょう?
木の温もりが伝わってくるホールがあり、ステージの背景には大自然が広がっていて、とても贅沢な空間と時間を味わうことができるんです。スタジオやライブハウスで歌う時とはまた違った空気感を生み出せますし、今回のコンサートでも、その雰囲気を一緒にお客さんと楽しめたらという思いがありました。それに、僕たちアーティストもそうした環境の中、5日間それぞれで違った感動を作り上げることができましたので、こうして全5回の公演をすべて放送していただくことには、本当に大きな価値や意味があるなと感じています。
中川晃教 (撮影:宮田浩史)
ーー まさしく多彩なアーティストとの競演が話題となりましたが、セットリストはどのように決めていかれたのでしょう?
ある程度は僕やプロデューサー、スタッフの皆さんと一緒に考えていきました。出演してくださる方々と過去に共演した作品の中からセレクトしたり、このコンサートを開催していた頃に皆さんが出演中だったミュージカル作品の楽曲を選んだり。その結果、ものすごく曲数が多く、幅広いセットリストになりました。その一方で、当然僕とピアニストの園田涼さんは大変でしたけどね(苦笑)。とはいえ、すべてをやり終えたあとは何者にも代えがたい達成感を味わえましたので、妥協しなくてよかったなと思います。
ーー なお、今回の放送では全5回の公演を5ヶ月に渡ってお届けします。そのトップバッターを飾るのは田代万里生さん。一緒に共演してみて印象的だった楽曲を挙げていただくと……?
アンコールで歌った『ともに描いた夢~別れの曲~』ですね。これはショパンの『別れの曲』に彼自身が歌詞を付けたもので。誰もが知っている旋律ですが、そこに万里生さんが紡ぐ言葉が乗ったことで、万里生さんが普段から大切にされている思いなどがより深く伝わってきました。また、もう一曲挙げるなら、本編のラストに歌った『FALL ON ME』(映画「くるみ割り人形と秘密の王国」主題歌)。万里生さんから「アッキーさんと一緒に歌いたいです」と提案してくださったもので、それがすごく嬉しかったんです。
ーー こうした豪華なメンバーとコンサートを行う上で、中川さんがオーガナイザーとして意識されたことはありますか?
1つは、コンサートのタイトルに“with”とあるように、皆さんをゲストとしてではなく、一緒にステージを作り上げていくアーティストとしてお招きするのを心がけたことですね。今回は僕の中で“皆さんと濃厚な時間を作っていくこと”をテーマに設けていて、その結果、 “ステージではこうした気持ちを大切にされているんだな”という皆さんの歌に対する思いを多く知れる機会にもなりました。また、もうひとつ大事にしたのがリハーサルの時間です。僕自身はしっかりとリハーサルをしつつ、ちゃんと力を抜く時は抜くというバランスを持って、いつもリハに臨むのですが、当然やり方は人それぞれですし、本番に向けてのモチベーションの作り方にも個性があるんです。ですから、皆さんとコミュニケーションを取り、相手がどのようなやり方を求めているかを感じ取りながら進めて行くことを大切にしていました。
ーー では、これから放送をご覧になる方にメッセージをお願いします。
今回のコンサートは5日間それぞれに魅力があり、すべての公演が僕にとっては宝物となりました。この企画が今後も続いていくかどうかはまだ分かりませんが、まずは1回目をこうして形にし、アーティストやスタッフの皆さん、そして会場に来てくださったお客様と確かな達成感を得ることができました。同時に、“これからも続いていくかもしれないぞ”という夢を抱くこともできましたし、そうした多くの希望や可能性をこの5日間の公演のすべてで感じていただけると思いますので、今後への期待も込めて、ぜひご覧いただければと思います。
中川晃教 (撮影:宮田浩史)
取材・文:倉田モトキ
撮影:宮田浩史
ヘアメイク:松本ミキ
スタイリング:Kazu(TEN10)

【中川晃教プロフィール】Akinori Nakagawa。1982年11月5日、宮城県出身。シンガーソングライター、俳優。2001年、自身が作詞・作曲をした「I Will Get Your Kiss」でデビュー。翌年、ミュージカル「モーツァルト!」でタイトルロールを演じ、文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞などを受賞。以降、ジャンルを問わず幅広いステージで活躍中。7月より全国ツアー『Brand New Musical Concert 2022』を開催。

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