かまいたち、賞レース勝ち上がりの難
しさ「準決勝でウケても決勝は…」

お笑い芸人が自分たちのステータスを上げるために挑む賞レースがある。漫才師が挑戦する「M-1グランプリ」と、コント師が挑戦する「キングオブコント」が主な賞レースだ。現在メディアで人気沸騰中の「かまいたち」の2人は、いずれの賞レースにも参加しており、「キングオブコント2017」では優勝、「M-1グランプリ」ではミルクボーイに次いで準優勝を果たした。彼らの好成績は決して偶然ではない。好成績は、山内のネタに対する考察力あってこそのものだった。今回は、賞レースで「コント師」「漫才師」の二刀流でネタを書き続けてきた山内が語る「賞レース勝ち上がりの難しさ」について紹介していきたい。練習したらいいというものではない2015年M-1グランプリにおいて、かまいたちは「これなら決勝に行ける」という自信のあるネタで準決勝に挑んだことがあった。集合の3時間前に楽屋入りし、出番の直前まで入念にネタ合わせをしたかまいたちの2人だったが、練習しすぎた結果「声飛ぶ・息切れする・間が悪い」という散々な結果に。何度もネタを合わせたことで、2人がネタに飽きたことも間の悪さにつながってしまい、準決勝は敗退。次回の反省に活かされることとなった。準決勝でウケても決勝でウケない山内はウケるかどうかは客層も大きく左右すると話す。かまいたちのYouTubeチャンネル「【キングオブコント】王者かまいたちがKOC優勝について真相を語ります」において、山内は「準決勝はお笑い超大好きなお客さん」「決勝はマニアックなボケするとお客さんがポカーンとしてしまう」と話している。準決勝は王道のネタをするとウケが悪く、少し攻め込んだネタが必要となるのだというが、決勝は攻め込んだネタをすると客に引かれてしまうらしい。実際に、山内はキングオブコントの決勝戦でガラスを舐める仕草をしたとき、ドン引きした客が悲鳴を上げてしまった。準決勝で引かれたことがなかった山内は、そのときに準決勝と決勝の客層の違いを知り、客層に合わせてネタを作る重要性を学んだのだった。キングオブコントの審査員にこれまで全力でネタを追求してきた山内。客層を見てネタを作ろうとする山内の鋭い考察力が買われて、2021年のキングオブコントでは審査員に抜擢された。山内から的確なアドバイスを受けた若手芸人は、今後さらにお笑い界を盛り上げていくに違いない。賞レースで勝ち上がる数々の芸人たちの活躍を今後も見守りたいと思う。※この記事は個人の見解を含みます。

アーティスト

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • POP TUNE GirlS / 『佐々木小雪のイラスト花図鑑』
  • POP TUNE GirlS / 『涼水ノアの、ノアのはこぶ絵』
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」

新着