TikTokフォロワー640万人のおおしま
しゅんが語る、初のフォトエッセイに
込めた気持ちと妹愛ーー「変身は探究
心に結びつく」

「おおしま兄妹」として妹のさくらとともに活動している、おおしましゅん。見た目がガラッと変わる変身動画などでブレイクし、同兄妹のYouTubeチャンネル『おおしまちゃんねる。』は約29万人、個人のTikTokは約640万人の登録者数を誇っている。個々でも人気をあつめるなか、おおしましゅんが25歳の誕生日となる4月18日(月)に初のフォトエッセイ『変身動画の申し子 ビジュ爆発のルーティン 今、かわりたいキミへ』(ワニブックス)を発売した。今回はそんな同書の内容も絡めながら、おおしましゅんにこれまでの歩みを振り返ってもらった。
『変身動画の申し子 ビジュ爆発のルーティン 今、かわりたいキミへ』 TikToker おおしましゅん:著 ワニブックス刊
――今回の書籍には、おおしまさんの過去についても語られていますね。
小学5年生の時に円形脱毛症を患い、「ジャニーズ事務所さんに入りたい」という夢を諦めたんです。でもどこかにくすぶっている気持ちがあって。それから高校生になって、ミックスチャンネルで双子ダンスを投稿すると、多くの方に観ていただけるようになりました。「好きなことをやって、自分は変われた」というメッセージをフォトエッセイに込めました。
おおしましゅん
――おおしまさんは、TikTokをどんな世界だととらえていますか。
これはフォトエッセイにも書いたことなのですが、TikTokはスクロールの世界。出会って3秒くらいでお別れがきます。そのなかでどれだけ、人を惹きつけられるかが大事だと考えています。たとえば変身動画でも、あえて変なメイクをしたり、母親から借りたピチピチのタックトップを着たりして。3秒のなかに意識を向けてやっています。
『変身動画の申し子 ビジュ爆発のルーティン 今、かわりたいキミへ』 TikToker おおしましゅん:著 ワニブックス刊
――もともと、人を笑わせることが好きだったんですよね。
家族に対して変なことをよくやっていたんです。特に妹に、「キモッ!」と言われると誇らしく感じて(笑)。僕の笑いの基準は、妹が楽しんでくれるかどうかなんです。それを追求していったら、今のような活動につながりました。
――ウケの基準である妹さんとの関係性も話題を集めていますが、一方で2021年2月6日配信のYouTubeチャンネルのなかでは喧嘩をしたことを報告していましたね。
僕の性格があまりにも気まぐれすぎて、そこに怒っちゃったんです。自分は何かあってもすぐに謝れないタイプ。そして妹はいろいろ溜め込んで、自分のなかにセーブしていってふと爆発しちゃうタイプ。あのときは僕の気まぐれさが積み重なって、妹がドカーンとなってしまって。ただ、僕もやっぱり素直に謝れなかった。そこで母親が、両方の言い分を聞いて仲直りさせてくれたんです。
『変身動画の申し子 ビジュ爆発のルーティン 今、かわりたいキミへ』 TikToker おおしましゅん:著 ワニブックス刊
――以前から変なことをするのが好きだったとのことですが、TikTokなどがなかったらこういう活動はやっていなかったと?
そうかもしれません。だって人前で晒せないことばかりですから。言葉は悪いかもしれませんが、いわば醜態ですし。でもその醜態を正当化できる場を見つけた。それがTikTokだったんです。
――TikTokはご自身にとって表現できる場という感じですね。
ガラケーだった時代には、顔にサランラップを押し当てて変顔を作って、携帯で撮影したこともありました(笑)。当時は「これをどこか表現できる場所はないかな」という意識はなかったけど、でも心のどこかではそう感じていたのかもしれません(笑)。
おおしましゅん
――そういった気持ちで投稿をし続けたことで、2021年、マツコ・デラックスさんの番組『マツコ会議』(日本テレビ系)への出演につながったと。
『マツコ会議』、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)がすごく好きだったので、マツコさんと喋れると聞いて夢のようでした。リモートで出演したのですが、現実味が全然なかったんです。マツコさんの録画映像を観ながら喋っているような感じがして。ただ、出演してからYouTubeチャンネルも登録者数がたくさん増えましたし、あらためてテレビの影響力の大きさに気づきました。
――今後も、あたらしいコンテンツが次々と出てくるかもしれません。そうなったとき、おおしまさんの立ち位置はどうなっていくのでしょうか。
きっと時代に合わせていろいろ変化していくと思います。僕らはもともとミクチャをやっていて、それからYouTubeチャンネルを開設しました。ただ、YouTubeは芸能人の方が参入するようになり、飽和していくと感じました。そこでTikTokに力を入れるようになりました。そのなかで、ダンスだけだったものが、自分たちの日常も見せることになり、そして変身動画というコンテンツを知ってチャレンジするようにもなりました。そうやって、ずっと手法を変えながらやってきました。妹と活動するという面はこれからも変えるつもりはありませんが、でも彼女がいつか結婚するときが来るかもしれませんし、そうなったら自分ひとりで闘わなきゃいけなくなると思う。僕自身は音楽にも興味あって今は作詞作曲もやっているので、今後はもっと音楽にも力を入れていきたいです。
『変身動画の申し子 ビジュ爆発のルーティン 今、かわりたいキミへ』 TikToker おおしましゅん:著 ワニブックス刊
――おおしまさんにとって、変身というのはご自身の人生をあらわすワードなのかもしれませんね。
自分が自分じゃなくなる感覚がたまらないんです。歌ってみたの動画をやるときはシンガーになりきるし、イラストを描くときは「千年にひとりの逸材」になり、「神の右腕」を宿してイラストを描く……というふうにやっています。そうやっていろんな自分になれる感覚が楽しいんです。変身することで探究心に結びついています。これからも、そうやってやりたいことを広げていきたいです。
おおしましゅん
取材・文・撮影=田辺ユウキ

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