曽野舜太&矢部昌暉がディープに語る
本作を貫く兄弟愛~大ヒットサイキッ
クアニメ原作の舞台『NIGHT HEAD 20
41-THE STAGE-』まもなく上演!

2022年7月に上演される『NIGHT HEAD 2041-THE STAGE-』。この度、本公演に出演する、曽野舜太と矢部昌暉のオフィシャルインタビューが届いたので、紹介する。

超能力をもつ兄弟の過酷な運命を描く舞台『NIGHT HEAD 2041-THE STAGE-』が7月1日(金)より、シアターGロッソにて上演される。原作は「破壊」と「再生」をテーマとする大ヒットテレビアニメ『NIGHT HEAD 2041』。主人公である霧原直人を猪野広樹と鍵本 輝、弟の直也を横田龍儀と大崎捺希がダブルキャストで演じる。そして、霧原兄弟のライバルである黒木兄弟の兄の黒木タクヤを曽野舜太(M!LK)と木原瑠生、弟の黒木ユウヤを佐奈宏紀と矢部昌暉(DISH//)がダブルキャストで演じ、2組の兄弟の鬼気迫る超能力バトルと愛憎が炸裂する。そんな舞台で、黒木兄弟のタクヤを演じる曽野舜太とユウヤを演じる矢部昌暉にインタビュー。彼らの役作りから今作に賭ける意気込みに迫る。
黒木兄弟と霧原兄弟に流れる表裏一体感を大事にしたい
ーーこの舞台の原作となるアニメ『NIGHT HEAD 2041』をご覧になった感想を聞かせてください。
曽野舜太(以下、曽野):何度観ても超能力の飛び交う迫力のある戦闘シーンには心がくすぐられました。アニメという二次元だからこそ可能なアクションを、どうやって鮮やかに、それでいてパワフルに舞台化してお客様にお見せできるのかを想像するだけでワクワクしている毎日です。
矢部昌暉(以下、矢部):アニメはキャラクターの設定が面白いからすぐにお話に引き込まれてしまいました。物語の軸となる、霧原兄弟と黒木兄弟の関係性、ストーリーがどんな展開を見せるのかが気になって仕方がなかったです。
ーーでは、脚本を読んだ時の感想を聞かせてください。
矢部:アニメでしか表現できないことを、脚本にきちんと落とし込んでいる印象です。舞台は2時間前後で終わらせないといけないので、その中で必要な情報を、脚本の月森葵さんが原作から丁寧に取捨選択して、わかりやすく、それでいて奥深い内容にして仕上げていらっしゃると思います。ステージの広い劇場のシアターGロッソであれば、映像やそこで繰り広げられる超能力のアクションをダイナミックに表現できるので、脚本をもとにしながら、舞台版『NIGHT HEAD』の世界をしっかり構築したいと思います。
曽野:昌暉くん(矢部昌暉)がおっしゃった通りで、初めてご覧になる方にも今作のメッセージが丁寧に伝わる脚本になっていて、劇場で実際に上演されても、お客様は物語の内容を理解できると思います。
(左から)矢部昌暉、曽野舜太
ーー曽野さんが演じる黒木兄弟の兄の黒木タクヤと矢部さんが演じる弟の黒木ユウヤはどんな人物だと思いますか。
曽野:黒木兄弟は幼い頃から親がいなかったために、兄のタクヤは親代わりとしてユウヤを大事にしているのと同時に、自分の悩みでユウヤに心配をさせたくないと思っています。タクヤの強がりや彼らに襲いかかってくる困難も心配していない風を装おって面白おかしく話したり行動するひょうきんな一面もあれば、霧原兄弟と向き合った時には激しい想いをぶつけたりするので、感情の起伏の激しいキャラクターだと思います。はっきりした表裏のある性格で、そのギャップがタクヤの魅力だと思います。
矢部:ユウヤは基本的にクールで感情を表に出さない性格です。両親を早くに亡くしたせいか、彼は早く自立して生きたいという気持ちを抱いています。そういう意味では、お兄ちゃんのタクヤに自分のことを心配させたくない想いが人一倍強いキャラクターですが、一方で、頼れるのはタクヤしかいないという甘えの気持ちも抱いていて、タクヤに対してはクールになりきれない。だから、タクヤ以外の人物に対しての感情のぶつけ方も違っていて、その辺りの気持ちの使い分けを稽古で身につけたいです。
ーーここまでの稽古を経てどのように演じてみようと思っていますか。
曽野:今作は「TEAM WHITE」と「TEAM BLACK」という2チームに分かれ、僕の所属する「TEAM WHITE」では、佐奈宏紀さんが弟のユウヤを演じてくださります。稽古をしている時から、佐奈さんと良くお話をさせてもらいながら一緒に役を作り上げていこうとしている最中です。佐奈さんは、僕よりも年上で舞台経験も豊富なので、役柄としては弟なのに、お兄ちゃんのように、「こうしたら面白くなるよね」と演技のアドバイスをくださって心強いです。僕は佐奈さんとのディスカッションを頼りに、がむしゃらにタクヤを作り上げようと思っています。
矢部:今作にはコメディの要素があまりないので、黒木兄弟が絡むシーンでは、ご覧になっているお客様にフッと肩の力を抜いてもらえる笑えるやりとりができれば、超能力のバトルやシリアスなシーンがより引き立つと思うので、役に緩急をつけて演じたいと考えています。
ーーおふたりのチームは違いますが、兄弟として関係性をどのように出していこうと思いますか。
曽野:佐奈さんとお話しをしていると、僕たちのチームはリアルな兄弟を描きたいという結論に至っています。台詞には兄弟愛を感じさせる言葉が多いので、付かず離れずの現実にいる兄弟のような関係だけれど、どこかでとても信頼し合っている絆をお客様にお見せできるようになりたいです。
矢部:僕がいる「TEAM BLACK」は、弟役の僕がお兄ちゃん役の(木原)瑠生くんより年上なので、顔合わせの初日から、先輩・後輩の上下関係をなくして敬語で話さないで役を作っていこうとか、お互いに呼び名を決めて親密にコミュニケーションを取りながら兄弟の関係を築こうとしています。
(左から)矢部昌暉、曽野舜太
ーー黒木兄弟にとって、物語の主軸となる霧原兄弟はどのように見えていると思いますか。
矢部:ユウヤは霧原兄弟の存在が遠く離れていても認識できる超能力があります。そこでいかにユウヤが兄のタクヤよりも先に霧原兄弟の行動を理解できているのかを繊細に表現し、一方でタクヤの霧原兄弟に対する焦りや戸惑いをお客様に伝えて黒木兄弟の間の気持ちにメリハリをつけられれば、お話にリアリティーが生まれてさらに面白い舞台になると思います。今作は、最終的に2組の兄弟で共闘して世の中を変えていくお話なので、黒木兄弟と霧原兄弟に流れる表裏一体感を大事にしたいと思います。
曽野:2組の兄弟は対比的に描かれていると思います。彼らはそれぞれ似たような能力を持っていますが、お互いの行動原理というか、彼らの抱く「正義」には差異があります。幼い頃から違う環境で育てられたせいか、能力が似ていても、生き方や考え方が異なっていると思うので、霧原兄弟の境遇を想像しながら彼らとはなかなか相容れない性格のタクヤを演じたいと思っています。
ーーちなみに、本作以外でも、SFの要素がある舞台に出演される時は、現代劇とはアプローチの仕方が違うような気がするのですが、俳優としてどのようなことに気をつけていますか。
曽野:僕の場合は、僕自身の想像力を大切にしています。自分の脳を錯覚させて舞台の上では超能力が表現できていると思い込みます。原作のアニメのように、ユウヤが能力を発動させて、己の身体に相手の頭の中の思考が文字となって映し出されるようなシーンでは、本当に僕自身の体にも文字が映っていることを意識します。大切にしているのは、その世界のイメージを現実世界に投影しながら演じようとすることです。
矢部:役を演じる僕がキャラクターの設定や舞台の世界観がわからないままお芝居をすると、お客様にはお話の内容や演じる役の気持ちを含めて何も届かないという認識があるので、今作のような現代劇よりも入り組んだ内容で難解な作品の場合は、自分の中に鮮明に一本の筋道を立てるように心がけて、お客様にとってわかりやすいブレないお芝居をすることにこだわっています。
ーーそれでは、最後に本作の見どころや意気込みをお願いいたします。
矢部:黒木兄弟と霧原兄弟の4人の関係性や、それぞれの兄弟が集まった時の物語が今作のメインプロットなので、彼らが何を信じて、何に困ってそれを乗り越え、どんな化学反応を起こしていくのかを楽しんでください。「TEAM WHITE」と「TEAM BLACK」では色が異なる作品になると思います。僕は自分がいる「TEAM BLACK」を精一杯盛り上げながら、カンパニーみんなで素晴らしい作品にしたいと思います。
曽野:シアターGロッソで壮大なアクションをお見せしたいと思います。その中で2組の兄弟の運命が交わる物語を丁寧に表現したいです。今回の舞台はキャストも若い方が多くて、僕はカンパニーでは最年少なので、僕にしか出せないフレッシュさをお客様に感じていただけるようにしたいです。キャスト・スタッフのみんなと一緒に楽しみながら素晴らしい舞台を作るので、本番を楽しみにしてください。
(左から)矢部昌暉、曽野舜太
■曽野舜太(その・しゅんた) プロフィール
2002年5月3日生まれ、三重県出身。5人組ボーカルダンスユニットM!LK(ミルク)のメンバー。主な出演作品には、映画『鬼ガール!!』やテレビドラマ『働かざる者たち最終話』があり、舞台には『暁のヨナ ~烽火の祈り編~』などがある。
■矢部昌暉(やべ・まさき) プロフィール
1998年1月9日生まれ、東京都出身。ダンスロックバンドDISH//のメンバー。主な出演作品には、映画『恋と嘘』や『あの空の向こうに』、テレビドラマ『オトナ女子』や『FAKE MOTION -卓球の王将-』などがあり、舞台には『池袋ウエストゲートパーク』『暁のヨナ』シリーズ、『青山オペレッタ THE STAGE』『天才てれびくん the STAGE 〜バック・トゥ・ザ・ジャングル~』『不安の倒し方について』、ミュージカル『ジェイミー』などがある。

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