香港からスタートしたワールドツアーを経て、日産スタジアム、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで行なわれた凱旋ツアーの最終公演として国立競技場で開催された『L'Arc-en-Ciel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL』の最終日。

ここ最近の良い意味でのバカさ加減からして、正直もう驚くことはないだろうと思っていたが…また彼らにやられてしまったらしい。MERRY、heidi.、TOTALFAT、ROTTENGRAFFTYらとの異種格闘技戦を繰り広げてきた対バンツアーの最終日は、“ぎるがめっしゅ♡”と“東京Sadistic13's（from千葉）”と見るからに怪しい2組が参戦。2組ともギルガメッシュに酷似している…ことはさておき。案の定!?　いや、予想以上のパフォーマンスで会場が盛り上がったところで主催者登場。先ほどまでとは違った緊張感を漂わせ、ライヴハウスに映える濃厚で骨太なバンドサウンドで瞬時に会場を制圧。雄々しいステージを見せつけ、最後には新曲「絶頂BANG!!」を披露。10月には日比谷野外音楽堂でのライヴも決定したギルガメッシュ、次は一体どこへ向かっていくのか！

　宇宙人のメジャーデビューミニアルバム『慟哭』の発売記念として行なわれた3マンライヴ。まずは私立恵比寿中学が9人それぞれのキャラを全開にしたステージでファンを沸かせると、続くN'夙川BOYSがアツいロックをぶっ放し、さらにフロアで綱引きを行なうというフリーダムぶりを発揮！ 会場がアイドルもロックも関係ない音楽解放区となったことは言うまでもない。そんな中、プログレのような難解なインストナンバー「時計」で登場した宇宙人。大騒ぎしていた観客の意識を釘付けにするのに十分すぎるインパクトである。そして、しのさきあさこのシルキーな歌声が加わる歌モノ曲では、アバンギャルドとキャッチーが共存する不思議な音空間を築き上げていく。音楽にジャンルなど不要だと再確認する、三者三様の強力なパフォーマンスに触れたライヴだった。

拝啓 映画監督になってくれて本当にどうもありがとう。あなたが映画監督でいてく れて本当に良かった。僕は今、正直にそう思っております。

THEラブ人間の紅一点、おかもとえみが親子共々愛して止まないという"ゾンビ"について探求していく！　さらに探求結果をもとに、今月イチオシのゾンビを直筆イラストにて紹介します。